地味子革命～愛に飢える少女～ (ページ45)

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革命42 ページ45

勇「…フラれそうってどういうこと？」

「北斗がさ、うちの事、本気で好きって。けど、私の気持ちは…廉かジンに向いてる気がするんだ。」

「…抱いて？」

勇「…それでいいの？」

私は黙って頷いた。

勇「じゃあ、家に帰る？」

「帰る。」

二人で手を繋ぎ家への帰路を進んだ。

「ただいま。」

勝「お帰り。」

廉「よっ。」

「廉、なぜ。」

廉「暇やねーん。」

「ごめんだけど、今日はお相手が、ね。」

チラッとジンの方を見たら廉は察してくれた。

廉「えぇ。まあ、ええや。ほな明日な～。」

「ばいばーい。」

廉を見送り、ジンと共に自室に入った。

勇「…お風呂入っておいで。」

「ジンが先に入ってきたら？」

勇「そうだな。じゃあ、入ってくる。」

ベッドの上でじっとジンを待っていた。

ｺﾝｺﾝ

？「俺、玄樹～！」

「いいよー。」

玄「勝利がこれ渡してって。」

渡されたのは体操服だった。

「ありがと。」

玄「…神宮寺の事が好きなの？」

「分かんないけど、ジンへ気持ちが向いてるのは確かかな。」

玄樹が悲しそうな顔をした。

ｶﾞﾁｬ

勇「お、玄樹。A、お風呂入っておいで。」

「うん。」

どうして玄樹が悲しそうな顔をしたかなんて大体想像つく。

ごめんね、玄樹の気持ちには答えられません。