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「……望っ！」
遠い背中に向かって、少し大声で名前を呼んだ。
辺りに人はいない。
その声が届いたのか、その背中がくるりと私の方を向いた。
望「…A！」
小走りで走ってくる望の姿に、少しキュンとした自分がいた。
「……望…なにしてんの、こんなとこで…」
望「…Aこそ、…なんでこんなとこおるん…」
少し息を切らした望が、私を見下ろす。
お互い喧嘩した後だから、すごく気まずい。
何も言わない私に、望が泣きそうな顔で
私の目を見つめた。
望「……A…ごめん…
俺の感情ばっか押し付けて、勉強頑張ってるAの邪魔してた」
望が頭を下げる。
私はそんな彼に泣きそうになりながら
「私の方こそ、望が誰よりも頑張ってること知ってるのに酷いこと言ってごめんなさい…」
と呟いた。
すると、望はパッと顔を上げてうるうるした瞳で「ううん！俺が悪かったぁ！」と叫んだ。
あまりにも可愛すぎて思わず私は吹く。
「……望…帰ろう」
望「うん…次はちゃんと勉強する…」
「私にも勉強教えてね」
望「お礼はちゅーで」
「…む、いいけど。」
こんなバカップル感満載の会話をしながら
ゆっくり私の家へ戻る望と私。
神ちゃんが後ろの方で母のような目をしながら
「良かった良かった」って笑ってたのを知ったのは
テストが終わってすぐの昼休みでした。
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望月.(プロフ) - ミニーさん» 両作品閲覧ありがとうございます…！リクエストについても後ほど執筆させていただきます！( ´ ▽ ` )/ (2020年7月4日 12時) (
レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - かえでさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます( ´ ▽ ` )/ (2020年7月4日 12時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
ミニー(プロフ) - 続編始まって嬉しいです！リクエストは彼女ちゃんが胸の大きさを気にしてるシチュエーションでのんちゃんが甘くフォローするのが見たいです！最新のお話の方も毎日更新を楽しみにしています。応援してます！ (2020年5月9日 11時) (レス) id: 4a26c404b4 (このIDを非表示/違反報告)
かえで - 喧嘩か倦怠期みたいです！ (2020年5月9日 7時) (レス) id: 10b5cf22d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望月.
| 作成日時：2020年5月8日 15時
