あの！小瀧がうざい短編集です！！【桃】

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「……こないだ、…望がテレビ観てて…
女優さんの胸が大きいって……

…望の好みも、大きい人が好きって言うから…

私も、頑張ってるんやけどさ……」


望「…………」



何故か話してるうちに涙がでてきた。


そんな私を何も言わず抱き寄せて、頭を撫でてくれる望は優しい。



「……もっと、望の理想の彼女に近づきたくて」



私がそう言うと、望の手がピタリと止まる。



望「……やから最近食生活変えてたん…？」



望の言葉に、コクリと頷いた私。

すると望が力いっぱい抱きしめてきた。

驚いて彼の顔を見ると、少し顔が紅くなっているのが見える。



「…………望、…？」


望「……あー…もう、可愛ええことするなぁ…」


「……え？」



私に顔を見られるのが恥ずかしいのか、抱きしめる力を強める望。

痛いよ、と言っても望が力を緩めることはなかった。



望「……俺は、今のAが好きやの…
俺のために頑張ってくれるのは嬉しいけど、そんな悩まんとって」


「…………っ」


望「ごめんなぁ、俺がテレビ見ていい加減なこと言うたからAを困らせとってんな…」



望からの言葉に、やっと安堵した私。

神ちゃんに言われた通りやけど、やっぱり望に言われると安心するというか…



「………うぅ…」


望「A全く無いわけじゃないし安心しぃや！

……良かったら今から確認します？」


「……っしない！」



変態スケベの望が優しくフォローしてくれたおかげで、私のコンプレックスがひとつなくなりました。








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