あの！小瀧がうざい短編集です！！【桃】

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私の観たいテレビが終わって、振り向こうとするといきなり腕の力が強くなって振り向けなくなる。



「……望？」


望「………怒った」


「…え？」



望がそう呟くと、そのままごろんと床に転がされる。

そして望が私の顔の横に手をつく。

…これ、床ドンってやつですか……



望「…A全然構ってくれん」


「…だってテレビが……」


望「…俺とどっちが大事なんよっ」


「………」



こいつ…まさか。



「…望、嫉妬してるの？」



私が望を見上げると、顔を赤らめて口を噤いだ。


………図星か。



「…ほら、おいで？」


望「……」



私が手を広げると、恥ずかしそうに抱きしめられる。



「なに嫉妬してんの(笑)」


望「…嫉妬してへんわ……」


「…はいはい」


望「…」



望と付き合って分かったことがある。


望は見た目によらず、めっちゃ嫉妬しいなのだ。

こんなにモテるのにヤキモチ妬きってギャップや。


しかも、ウザさは健全でむしろひどくなってる気がする。



「お腹すいたねー」



望の頭をヨシヨシする。



望「…赤ちゃんかよ俺」


「デカすぎるけどな。
下降りてご飯作ろ？」


望「うん！」







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