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私がWESTの担当として異動してきて、数週間が経った。

ようやくメンバーの家も分かってきて、今日から一人で迎えに行く。

しかも一番最初に迎えに行くのは、のんちゃん。


のんちゃんは相変わらず私には無愛想で、最低限の会話はできるようになったものの、まだ警戒されているのか打ち解けてはくれない。

彼が私に心を開いてくれるのはいつになるやら。


推しにこんなに嫌われてるのに、むしろ絶対心開かせてやるっていうメンタルほんと私無敵だと思う。

そう思いながら、のんちゃんの家へと向かう。


……が、時間になっても降りてこない。



「………寝坊?」



のんちゃんは寝坊しやすいから気をつけてって佐藤さんに言われていたから、予定時刻を10分過ぎた頃に彼の携番へと電話をかけた。

すると、直ぐに出たのんちゃん。



「……小瀧さん?大丈夫ですか?」



私が声をかけると、なにやら電話先が騒がしかった。



望「…大丈夫……っお前ちょっと待て!」

『…っ!!〜!!〜!!!』

望「……待てや落ち着けって!…ごめん、すぐ行く」



ブチッと切られた電話。

なにやら誰かと口論になっているのは明白だった。


何かあったらまずいな…そう思って、車を駐車してのんちゃんの家の前へと走った。

オートロックなのだが、特定の番号を打つと開くタイプだったので教えて貰っていた番号を打ち、のんちゃんの部屋へと急ぐ。

もし口論の末のんちゃんに何かあったら…

最悪の状況を考えてしまい身体が震える。



「……」



のんちゃんの部屋の前に着いてインターホンを押そうとした途端、



『………何よアンタ!』

「………ぇ…」



知らない女性がのんちゃんの部屋から出てきた。








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千歳あめ - こんばんは〜!望月.さんの作品面白くてほぼ全部読破しました〜。望月.さんのおかげで私も占ツクの書く方を始めました!書くのも楽しいですね!! (2023年4月5日 20時) (レス) @page31 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - 千歳あめさん» 千歳あめ様、コメントありがとうございます!私生活が忙しくなかなか自分のタイミングで更新することになるのですが、頑張りますのでこれからも是非よろしくお願い致します(т-т) (2023年4月3日 15時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - のりぴーさん» のりぴー様、ありがとうございます!もっと楽しんでいただけるように更新頑張ります! (2023年4月3日 15時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - はじめまして!更新楽しみです! (2023年3月31日 12時) (レス) id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - 素敵な作品でとても大好きです!更新待ってました。 (2023年3月24日 8時) (レス) @page30 id: b1332d8c7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月. | 作成日時:2022年7月12日 14時

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