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ドアをノックする勇気もなく、
また私はドアの前で立ち止まる。
ここは、小瀧の家の2階の部屋の前。
…小瀧の部屋だ。
お姉さんは大学に行ってるらしく、
家にはいないらしい。
「……、」
今更、何を話そう。
思えば小瀧と話したのはとっても前な気がする。
ノックしようとする手が下がる。
「…、……」
…いや、ここまで来たんや。
ちゃんと小瀧の顔を見たい。
ただ、ノックをすると小瀧が起きてしまうと思って
入るよーと小さな声で呟いてからゆっくりドアを開けた。
「…小瀧、」
部屋の隅のベッドに大きな膨らみ。
小瀧がいると自覚して、激しく胸が音を立てた。
近寄る度に手に持っている袋がガサガサ言って
今にも小瀧が起きそうで、少し怖かった。
私がここに来たことを知ったら、
小瀧はどんな顔をするんやろ。
ベッドの隣まで来て、顔を見たけど、
向こうを向いていて私に気がついているのかどうか確認できんかった。
望「…ゴホッ……ゴホッ」
いかにも風邪という咳。
辛そう……
気がつくと、小瀧に手が伸びていた。
「……」
少し触れた、小瀧の頬。
熱が相当高いのか、とても熱い。
当の本人は触れた瞬間ピクッとしたが
また何事も無かったかのようにスヤスヤ寝る。
向こうを向いている小瀧が
もう一生私を向いてくれないような気がした。
私たちは相変わらず馬鹿やってるよ。
いっつもうるさくて、ウザかった小瀧。
やけど、小瀧がおらんかったら
おらんかったで寂しいねん。
前までは、友だちとして寂しかったよ。
やけど、今は……、
「………好きや、…………アホ…」
好きな人って自覚した。
遅かったとか思わせんとってよ…小瀧のあほ。
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ももちゃ(プロフ) - とてもキュンキュンしちゃいました！！！もし良ければ続編もみたいです！！キュンキュン止まらないです、、。 (2020年4月15日 1時) (
レス) id: 3ab9ee8372 (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - かみかえさん» のんちゃん担です！普段は恥ずかしくて小瀧小瀧呼びしてます((( (2020年4月3日 23時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - リアさん» 私の体調まで気遣っていただきありがとうございました！只今は新作を執筆中ですので、宜しければそちらの方もよろしくお願いします(^^ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます！これからもちょくちょくこちらの短編を執筆しようと思っております…！良ければこれからもたまに覗きに来てください！ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
かみかえ - 大好き (2020年2月16日 16時) (レス) id: 1809e8188a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望月.
| 作成日時：2019年11月21日 10時
