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「本日を以て訓練兵を卒業する諸君らの前には３つの選択肢がある」
あっという間に時は流れ、私はそれぞれの兵団の説明を始めたキース教官の話を聞き流しながら、ぼんやりと空を眺めていた。
私には選択肢など最初から用意されていないのだから、聞くだけ無駄だ。
行く先は調査兵団。３つの兵団で唯一壁外に遠征し、王政府の拡大政策を担う。その戦ﾀﾋ率の高さから慢性的な人材不足が続いている、そんな兵団。
「─────後日、配属兵科を問う。本日はこれにて第１０４期『訓練兵団』解散式を終える·····以上！」
いつの間にか終わった解散式。傍を通る人間には目もくれず、私はその場に突っ立っていた。
·····終わってしまった。
エレンはきっと憲兵団ではなく、調査兵団を選ぶだろう。そうなれば、必然的にミカサとアルミンも調査兵団へ入団するはずだ。
そうしたら、もう引き返せない。
彼らはたくさんの人のﾀﾋを目にすることになるだろう。本当なら知らなくても済んだことを、知っていくことになる。
任務のために、仲間を見捨てなければならなくなった時、彼らの内の誰かがﾀﾋんだ時────彼らは彼らでいられるのだろうか。
その時、彼らは今のように笑っていられるだろうか。もしかしたら、己の選択を後悔することになるかもしれない。
仲間の屍を踏み越えて前に進む覚悟は、あるのだろうか。
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青玉(プロフ) - ありがとうございます！とても嬉しいです…励みになります！！ (2020年10月4日 20時) (
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亜星可也(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です!!!やっぱりいつ見ても面白いです……これからも更新楽しみにさせて頂きます！ (2020年9月23日 9時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - こちらこそ！いつも応援ありがとうございます。すごく嬉しいです (2020年9月1日 23時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 好き……更新ご苦労さまです本当有難う御座います!!! (2020年8月27日 2時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - えぇ！？体調は大丈夫ですか？そんな大変な時にも関わらず心配してくださってありがとうございます。可也さんも無理をしないようにゆっくり休んでくださいね！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青玉 | 作成日時：2020年3月11日 9時
