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アルミンside
ずっと静観に徹していたAが、沈黙を破った。
その鋭い視線は、一切の嘘を許さない。きっと僕らの思考など、とうに見透かされているのだろう。
「…さっきのは俺程度が思いついた最終手段を判断材料として話したまでだ。後はアルミンな判断に任せる」
「…え…………？」
「俺だって今の話が現実性を欠いていることはわかってる。この力は兵団の元で計画的に機能させるのが一番有効なはずなんだ。無茶を言うが…」
エレンの言葉が一瞬、理解できなかった。
ヒュウ、と喉が音を立てる。
僕は何度も二人に助けられたけど、僕が二人を助けたことはとうとう一度もないままだ。これでどうして”対等な友人”と言えるだろう。いや、そんなことは口が裂けても言える訳がない。
みんなを助けたい。
…でも……肩に重くのしかかる重圧に、押し潰されそうだ。
「────あと15秒以内に決めてくれ。できるか、できないか。俺はどっちでもお前の意見を尊重する」
「…エレン、どうして僕にそんな決断を下すの？僕なんかより断然Aの方が──」
「──アルミン、それは違う。私は君が思うような人間ではない。君は優れた慧眼を持っている。もっと自信を持て。自分を信じろ」
「そうだぞ、アルミン！お前ってヤバい時ほどどの行動が正解か当てることができるだろ」
全く身に覚えがなかった。
「いつそんなことが？」
「色々あっただろ？5年前なんか、お前がハンネスさんを呼んでくれなかったら、俺もミカサも巨人に喰われてﾀﾋんでた」
「アルミン…考えがあるなら…私もそれを信じる」
…僕が勝手に思い込んでいただけなんだ。自分は足手まといだ、と。みんなは僕に命を任せると言っている。何よりこの世で一番信頼している三人が。
それなら、僕がやるべきことはただ一つ。
「必ず、説得してみせる！！！」
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青玉(プロフ) - ありがとうございます！とても嬉しいです…励みになります！！ (2020年10月4日 20時) (
レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です!!!やっぱりいつ見ても面白いです……これからも更新楽しみにさせて頂きます！ (2020年9月23日 9時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - こちらこそ！いつも応援ありがとうございます。すごく嬉しいです (2020年9月1日 23時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 好き……更新ご苦労さまです本当有難う御座います!!! (2020年8月27日 2時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - えぇ！？体調は大丈夫ですか？そんな大変な時にも関わらず心配してくださってありがとうございます。可也さんも無理をしないようにゆっくり休んでくださいね！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青玉 | 作成日時：2020年3月11日 9時
