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ミカサside
「·····っ」
それを見た瞬間、世界から全ての音が消えた。
何が起きているのかは分からない。でも、自分のすべきことは分かっていた。
トンッ、ヒュウゥゥ···シュタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッ·····
瞬きもせず、ただ走った。
もつれる足を必死に動かした。
どうか無事でありますようにと祈りながら。
しかし、いざエレンを前にすると、足が竦んだ。
もし、手遅れだったら·····？
一刻も早く、エレンの傍に行って無事を確認したいのに、怖気づいた身体は１mmも動かない。相反する２つの感情が頭の中を埋め尽くし、叫び出しそうになったその時。
肩に、ポン、と手が置かれた。
傍らへ目を向けると、そこにはAが立っていた。何か言葉を掛けることも、背中をさすることもない。ただひたすらに無の表情で、そこに居た。
Aに促されるがままに、エレンへと手を伸ばす。
トクン、トクン···
心臓の鼓動が聞こえる。···生きている。
「···ふ、ぅ·····っ、うあああああああ！！」
涙が溢れた。ここが戦場のど真ん中とか人前だとか、そんなことはどうでもよかった。
込み上げてくる感情のままに、ただ泣きじゃくった。
生きてて、よかった。
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”シハナ”としていた主人公を( 名前 )に変更しました！
これからは( 名前 )でいくんで、よろしくお願いします！
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青玉(プロフ) - ありがとうございます！とても嬉しいです…励みになります！！ (2020年10月4日 20時) (
レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です!!!やっぱりいつ見ても面白いです……これからも更新楽しみにさせて頂きます！ (2020年9月23日 9時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - こちらこそ！いつも応援ありがとうございます。すごく嬉しいです (2020年9月1日 23時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 好き……更新ご苦労さまです本当有難う御座います!!! (2020年8月27日 2時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - えぇ！？体調は大丈夫ですか？そんな大変な時にも関わらず心配してくださってありがとうございます。可也さんも無理をしないようにゆっくり休んでくださいね！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青玉 | 作成日時：2020年3月11日 9時
