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エレンside
···あれから５年経った。３分の１の領土と２割の人口を失ってようやく、人類は尊厳を戻しつつある。
勝てる。
人類の反撃は、これからだ
心の中でそう意気込んだ刹那────いきなり視界が反転した。
「·····は？何が─────」
起こった、と呟く暇もなかった。
気づけば俺の身体は確かな浮遊感と共に落下を始めていた。
あいつらの姿が見えなくなる直前。
突然辺りが眩しい光に包まれた、と思ったらいきなり目の前にあの巨人が────超大型巨人が現れた。
ヤツの顔を見た瞬間、ようやく使命を思い出したかのように、身体が動き出した。
アンカーを壁に突き立てて落下を止め、顔を上げると、上からあいつらが落ちてきた。
その顔には驚きの表情が張り付いていて、まともに思考が麻痺しているのが見て取れた。
「皆！立体機動に移れ！！」
全員に指示を出し、ヤツに向かって一歩踏み出そうとしたその時。
今度は真下から凄まじい轟音が響いた。
·····かべ···が··········
その光景を目にした途端、頭が真っ白になった。
破壊された街並み。
泣きじゃくる子供と、その脇に横たわる、かつて人だったモノ。
角を曲がった先にあった、瓦礫に押し潰された家。
大きな地響きと共に近づいてくる巨人。
巨大な手の中で必死に抵抗する母親。
宙を舞う鮮血。
辺り一面の···赤、あカ、アカ·····
あの地獄が、逃げ惑う人々の阿鼻叫喚が脳内を埋め尽くす。
が、何とか持ちこたえ、絶叫する。
「目標、目の前！！超大型巨人！！これはチャンスだ、絶対逃がすな！！」
·····絶対に逃がさねぇ。ここで、トドメを刺してやる。
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青玉(プロフ) - ありがとうございます！とても嬉しいです…励みになります！！ (2020年10月4日 20時) (
レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 久しぶりの更新お疲れ様です!!!やっぱりいつ見ても面白いです……これからも更新楽しみにさせて頂きます！ (2020年9月23日 9時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - こちらこそ！いつも応援ありがとうございます。すごく嬉しいです (2020年9月1日 23時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
亜星可也(プロフ) - 好き……更新ご苦労さまです本当有難う御座います!!! (2020年8月27日 2時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
青玉(プロフ) - えぇ！？体調は大丈夫ですか？そんな大変な時にも関わらず心配してくださってありがとうございます。可也さんも無理をしないようにゆっくり休んでくださいね！ (2020年8月16日 20時) (レス) id: 3682bdf005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青玉 | 作成日時：2020年3月11日 9時
