第3話 帽子と持ち主2 ページ4
妃 あの、すみません。
?2 ん?何かようか─って、ん?その帽子……
?1 あー!俺の帽子!!
妃 やっぱり!良かった〜
さっき飛ばされてきて、この子達に協力してもらって持ち主の方を
探していたんです
?3 この子達って事は、このインコもアンタのとこの?
妃 はい、人がかなり多かったので
この子が見つけ出してくれた持ち主さん特定のために
お手伝いして貰ったんです
そう言って私は琥珀の頭を優しく撫でた
?1 そうだったんだ!ありがとう〜!
こんな可愛い子の所に飛ばされてたなんて、
俺ってついてる〜
そう言いながら、帽子の持ち主の人は
にいなを頭から下ろしながら、帽子をすっぽりと被った
?1 ホント、まじでサンキュー!
良かったら、君の名前聞いてもいい??
?3 ちょっとカズ、何ナンパしようとしてんの?
?1 だって、せっかくこんなにカワイイ子と出会えたのに
ナンパしないわけないっしょ
しかも飛ばされた俺の帽子届けてくれて会えたんだから
これは何かの縁かもよ??パリピネ!
?4 た、確かに、少女漫画の主人公みたいに綺麗な人ですもんね
あらやだ〜 ←
妃 えっと、名前は夏海夜 妃葵です!
呼び方はお好きに呼んでくれて構いません
?1 あ、じゃあひまりんでオケ?
妃 オケ!
?1 やったね、テンアゲ〜!
それにひまりんノリいい!
あ、ちなみに俺はカズナリミヨシ!よろしく〜
妃 ふふっ、あっちの人たちが苗字と名前逆だったので覚えやすいです
?5 あっち〜?
妃 あ、はい、イタリアの方です!
私、父親の仕事の事情で3年程前からイタリアに住んでたんですけど
私の我が儘で、今日から親戚の兄の家に下宿しながら
この町で生活するんです
一 マジで!?じゃあ、俺ら
ビロードウェイでひまりんと知り合った第一号って感じ??
妃 あっ!そうなりますね!!
一 うっしゃあ!テンアゲ〜ひまりんハイタッチ!!
妃 はいっ!
私は今日出会ったばっかりの人、一成さんとノリノリでハイタッチした
?3 ……アンタ、よくカズのテンションについていけるね
妃 え、そうでしょうか?
こんな感じで、一成さん達と知り合う事が出来ました
私は今、ビロードウェイに来てとっても良かったと思っています
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作者名:結音 x他1人 | 作成日時:2017年8月15日 11時