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重岡大毅：クラスメイト - 1 - ページ2
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学校帰り、寒空の下マフラーに顔をうずめて足を急がせた
「ほんま教師の仕事くらい自分でやれよ…」
そう呟いても時間は返ってこないし、気温は上がらないし、日も出てこない
すっかり暗くなった田舎道は、ところどころにしかない街灯じゃ足元があまり見えなくて
周りに人なんて見当たらないのが普通って感じ
ただひとつ気になるのは、最近はずっと誰かにつけられてる気がするということ
気のせい、じゃないと思うけど…
もしかしてストーカー…とか？
まさか。なんて思ってはみるけどやっぱり不安になってしまいながら、スマホの光を頼りにひとり家に続く道を歩いた
心配性の彼氏の望…
いや、心配性の彼氏やった望がいつも帰りは迎えに来てくれてた
『ごめんな、○○。別れよか』
『え、なんで…？』
『ごめんな、俺じゃ無理やわ…』
「なんで、いきなり…」
呟いた声は望に届くことはないまま、白い息になって暗闇に吸い込まれていった
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作者名：唯花 | 作成日時：2018年2月15日 18時
