専属トレーナー？！私があなたを支えます！2

51 中国大会 ページ2

ヴ｢A…｣

『ごめんヴィクトル、けど今回は私に任せて』



ごめんね、勇利くん


あなたの心を1度壊すよ




『もし、勇利くんがこのフリーで失敗して表彰台にのぼれなかったら…




責任もって、ヴィクトルはコーチを私は専属トレーナーをやめる』









静まり返る辺り


勇利くんは何も言わな…

『え…』








勇｢なんでっ、なんで今試すようなこと言うの？｣


な、泣いてる…


いや、というか私、泣かせてしまった！！！！



『あぁあ！ご、ごめんね！勇利くん！今のは本気じゃなくてっ』


勇｢僕が負けたら僕だけ悪く言われるのくらい慣れてるよっ

でも、今回はヴィクトルとAちゃんにまで迷惑かけるからずっと不安なんだよっ！｣




『勇利くん…』
ヴ｢勇利…｣



勇｢コーチやめたいとか、専属トレーナーやめたいとか、心のどこかで思ってるんじゃないかってっ！｣


『ヴィクトルも私もそんなこと思ってないよ？』

勇｢知ってるよっ！！！｣



ますます泣いてしまう勇利くん


本当のことを口にして止まらなくなってるんだ


試合前に選手に泣かれたことは無かったからこういう時ってどうしたらいいか…









いや、勇利くんが思うことをしっかり聞こう



『勇利くん…私たちはどうすれば』


勇｢僕が勝つって僕より信じてよっ！！

黙ってていいから離れずにそばにいてよっ！｣


ヴ｢『っ！』｣





勇利くんはただ、信じて欲しかったのかな…


それなら


『分かった、私たちは勇利くんが勝つって絶対に信じてる』



信じる以外の選択肢あるわけないよねっ

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