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(河村視点)
ぱたん、と扉を閉める音を出してみる。
(めちゃくちゃ暑かった………、ほんともう、夏なんて嫌いだ……。)
そんな詮無いことを考えつつ、清水さんがいるであろう部屋の扉に手をかけ、普通に開いた。
「お、おかえりなさい…？」
ぎこちない笑顔で立ちつくしている清水さん。
テーブルには先程出したばかりなのか、汗をかいているコップが置いてある。
中はコーヒーのようだ。
「このコーヒー、飲んでいい？」
外暑くて、と続けると、慌てたように是非、と返ってくる。
差し出されたコップを受け取り、一気に飲み干す。
「っはぁ、冷た……。ありがとう。」
机の上にコトリ、と置き直す。
「………で、返事は決まった？」
「は、はい………。」
「あの、私……河村さんとはお付き合いできません。ごめんなさい。」
頭を下げる清水さんに、上から声をかける。
「頭上げて。理由聞いてもいい？」
「私、…伊沢さんが好きなんです。ずっと前から。………なので、河村さんとのお付き合いはできません。」
しっかりと俺の目を見てそう告げる清水さんは、先程告白した時のような慌てた様子も、自信なさげな様子も見受けられなかった。
しかし、振った罪悪感からか、俺が相当酷い顔をしているのか、次第に心配気な表情を覗かせる。
「……………そう………、そっ…か、それなら、仕方ない、ね。…………でも清水さんの方から連絡絶ってるんじゃなかった？」
それを聞いて、告白しようと思ったんだけど。
それを聞いて、バツの悪そうな、悲しげな表情を浮かべる清水さん。
「それは……………、」
「…………あぁもう！焦れったいな！」
急に怒り始めた俺に驚いたのか、肩を跳ねさせた彼女に対して告げる。
「今から会って告白しろ！」
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ぴの - 伊沢さんが大好きで読み始めました。キュンキュンします！続き待ってます！ (2018年11月30日 2時) (
レス) id: a8459cfa7b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - えたさん» ありがとうございます〜！！励みになります！ (2018年11月24日 15時) (レス) id: b35afa0062 (このIDを非表示/違反報告)
えた(プロフ) - はじめまして〜！続きがすごく気になります…！更新頑張ってください！！ (2018年11月24日 12時) (レス) id: 9d6349b3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月@初心者 | 作成日時：2018年11月23日 16時
