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地雷踏んじゃった ページ4

『ど、どういうこと??』

私は、もう何が何だか分からなくなって
もう作戦がどうとか、こうとかそういうレベルの話じゃないって、ことだけはわかっていた

「思い出した、女子はそういう生き物だったよね」

『何言って…』

「お前もどうせ、そうなんだろ??僕のこと利用するつもりなんだろ!!」

「僕がどれだけ信じたって…!!お前らはそれをなんとも思わないで裏切る!!」

そこで、ころんは、その大きな瞳から
大粒の涙を流した

「僕のことそんなに邪魔したいなら、正直に言えよ!」

「今回はいけるって思ったのに…!」

そう言うと、ころんは、走り出した






きっと、私は、地雷を踏んでしまったんだと思う
ころんにとって、女の子を好きになることは
トラウマの始まり

きっと、あの時雨さんを見ている時間は
ころんにとって、女の子を好きになれるかもしれない
そんな時間だったのかも

私、何してんだろ。ころんは、デリケートだってこと忘れてた…


てか、そこが地雷だとか普通分からないし…
いやでも、やっちゃったな…私…

そんなことで、途方に暮れていると


「Aちゃん??」

『なーくん…』

片手にコーヒーを持ったなーくんとであった




「はい、ミルクティー」

『どうも』

「顔色悪いけど、体調悪いわけじゃないよね?」

『はい…』

そのまま、なーくんに拾われ生徒会室でミルクティーを出された
その妙に甘ったるい味が、今は救いだった

「さて、ころちゃんが何かした??」

『よ、よくわかりましたね』

「あれ、適当に言ったのに当たった」

『なんですかそれ』

冗談、冗談、と言って笑うなーくんに
少し救われて、私は、さっきまでのことを話す

『実は…私、ころんの地雷踏んだかもしれないんです』

「あちゃー、踏んじゃったかー」

『それで、ころんが泣いちゃって、どっか走り去っていっちゃったんですよ』

「あー、走りにね、うんうん」

『私的には、当たり前のこと言ったつもりなんですけど、ころん的には、そうでもなかったようで』

「うんうん、難しいよねー、思春期って」

『聞いてますか…???』

と、私があまりにもなーくんが薄い反応だったもので、我慢できずに聞くと

「聞いてるよ、というか、Aちゃんは知らなかったか、ころちゃんの過去」

『…そうですね、聞いたこと無いです』

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赤い果実推し(プロフ) - 最近この作品を見つけました!面白いので、更新待ってます! (2023年4月4日 16時) (レス) @page20 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - めちゃくちゃ面白すぎです!何時でもいいんで更新待ってます!頑張ってください! (2022年8月22日 16時) (レス) @page20 id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の馬鹿 - この作品印象強すぎていつも思い出してます! (2022年8月19日 11時) (レス) id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - この作品まじで面白いです! (2022年3月14日 22時) (レス) @page20 id: b8d201f8af (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - 自分のペースで大丈夫ですからね!私は完結までゆっくりでも待っています!頑張って下さい! (2022年2月26日 21時) (レス) @page20 id: 40519882e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつっと | 作成日時:2021年2月28日 0時

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