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壁登り ページ4

引き続きなーくんside

だからと言って、それを指摘する度胸もない
そのまま、彼が、屋上から出ていくのを見送った

『見てんでしょ、ジェルくん』

「な、何!?俺の術は完璧だったはず…!?」

『気まずくなった時にちょこっと出るのやめようよw俺、いつさとみくんにバレるかヒヤヒヤしたんだけどww』

そう、何故かジェルくん、屋上の木の後ろに隠れていたのだ、俺も、気づいたのは空気が重くなって、どうしようか、迷っていた時に、向こうの木に目立つオレンジ髪を見つけた時だった、オレンジなんてこの学校じゃあ、珍しくないけど、身長と服装で分かった

「だ、だって…気まずいの苦手なんだよ…明るい雰囲気にしたくて…」

『さすがエンターテイナーw尊敬するよw』

『でも、なんでここに居るの?さとみくんの後付けたとか?』

「いや、Aちゃんから出動命令が」

『え、出動?』

「心配だから見て来いって」

え、ジェルくん…いつAちゃんの下僕になったの?それで出動するジェルくんもジェルくんだよ

『でも、場所は分からなくない?』

「ちょうどさとみくんが屋上行くの見えて、1階から学校の壁登ってきた」

『ふーん…え?』

「ドア開けるとバレちゃうし、登るしかなかったんだけどきついねー」

『え、え?の、登ってきた?え、このまっさらな壁を?』

俺は、思わず屋上から校舎の壁を見て、登れるような場所がないか確認する

「うん」

『はあああああああああああああああああああああああああああああ!?』

『ジェルくん、人間じゃないよ!?』

「ありがとう!」

『褒めてないから!』

嘘でしょ…?いくらオリンピックに出てるアスリートでも無理だと思うよ?え、どうやって?
嘘だと思いたいけど、ジェルくんの内容辻褄が合うんだよなぁ…壁登るのを可能と考えると

『エンターテイナーすぎるよ…ジェルくん』



ガチャ

「ジェル先輩…!!」

『Aちゃん!?』

突然屋上のドアが開いたと思ったら、Aちゃんが酷く息切れした状態できた

「どしたん?」

「あれ、思ったより無事…はぁはあ」

息が落ち着くまで、待つと、Aちゃんは

「ジェル先輩が壁登ってるって聞いて、急いで来ました…」

『目撃されてんじゃん』

駄目だ…目撃されてるなら、疑いの余地もない…認めるしかないじゃん

「え、ごめん…思ったよりてこずっちゃって…もっと早く登ればよかったね」

『「そこじゃない!!!」』

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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時

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