血に濡れた結婚式 ページ25
「誰もが私の味方、あんたの味方なんて居ないのよ」
そう言って、微笑む彼女に寒気が立った
『汚ねぇ…』
「は?口の聞き方間違ってんじゃないの?どっちの方が有利か分かってる?」
バシン!
またビンタされた
「やめろ!!!!!!!!!!」
いつも冷静なさとみくんが叫んだ
「そう思うなら、早く助けに来れば?wwあ、出来ないんでしたっけ?ww」
と、さとみくんを見て、キャッキャッと笑う彼女
性格悪いかよ…
「おい、あんたら、さとみ以外、外に出せ」
彼女が低い声で、警備員に命令する
警備員は、無言で頷き、莉犬くん達は、外に出された
「お前っ!!」
「いいから黙ってろよ、お前は、私の将来のために、結婚すればいいだけ」
そう言って、睨みをきかせる
急にこっちを向いたと思ったら、私の髪を鷲掴みにして
「ちょっと、あいつらに気に入られてるからって、お前調子乗りすぎなんだよね、別に好きじゃないけど、お前が注目集めるのが納得いかない」
そう言って、彼女は、どこから出してきたのか、カッターを持っていた
『は?』
「護身用…♡さぁて、どうする?選ばせてあげる、お前が私を傷つけたことにするか、お前が自分で自分を傷つける、いわゆるカッターキャーするか」
『は?何それ、小説の見すぎ?みんな、信じるわけないでしょ?』
「はぁ…全く、立場分かってねぇな?あ?」
そう言って、彼女は、私を蹴ってきた
「信じるか、信じないかじゃないんだよね、信じるしかない、ここにいるもの全部が私の味方、人は人数が多いい方を信じる、そこまで言ったら分かるよね?」
私は、周りを見回してみた、みんな、私を悲哀に満ちた目で見てる、だが、誰一人として、彼女に憎しみの目を向けたり、怒りの目で見ていない
「はぁ…イラついたからどっちもにするね…
じゃ、精々いい顔してよ♡」
「A!!!!!!!!」
ザシュッ
『うぐっ…』
「キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
彼女は、私の腕をカッターで切った、血が溢れる、痛い、耳に響く彼女の笑い声、次は何をされるか分からなくて、私は恐怖に怯えていた
「お前っ!!お前っ!!許さねぇ!」
「たーのしっ!あはは、紫色のドレスが血で汚れてるよぉ?誰だろうね、汚したの?キャハハ!!」
狂気だ…正に狂気…本当に気持ち悪い
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本当は美咲ちゃんが先に切って、血が流れる自分の腕を見てキャハハと笑わせる予定だった、さすがにサイコパスすぎた
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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時