いちごたちと転校生3【すとぷり】

なーくん徹夜 ページ13

放課後

とりあえず、まだなんの情報か分かってないけど、なーくんに伝えておいた方がいいと思って､さとみくんを教室に待ってるよう伝えて、3年生の教室に急いだ

｢ハァハァ…｣

いや、この息切れはね、理由があって、まさか西階段が清掃してて通れないなんて思わないじゃん！私、西階段しか使ってないし、必死に北階段探してた訳ですよ、決して私の体力不足では(ry

まぁ、そんな運のないこともあったけれど、無事なーくんの元へたどり着きました

『なーくん！』

｢あぁ？あ、Aちゃん｣

え、今あぁ？って言わなかった…？
いつもと違うなーくんに驚いてると、なーくんは何やら書いているらしい、恐る恐る近づくと
なーくんの綺麗な目が今日は、すごく死んでて、目の下に隈が出来ていた

『徹夜ですか？』

｢うん、どうしても今日終わらせなきゃ行けなくて…｣

なーくんの書いていた紙を見ると、7月にやる夏祭りのことや、9月の体育祭についての紙だった
学級委員長って、大変なんだな…

｢はぁ…ほんと、こんなの1週間で終わるわけないじゃん、考えれば分かるだろ…｣

と、なーくんが小声で呟いていたのを、バッチリと聞いていた私、これは、いつものなーくんじゃない、危険だ、多分今日は機嫌が悪いんだ…
そっとしておいてあげよう

『あ、じゃあ、用事思い出したんで、帰ります、頑張ってください』

｢え？あ、うん｣

と、教室を出ようとした時、目の前に巨人が現れた

｢なーくん！帰ろ！｣

ジェル先輩だ…鼓膜がはち切れそう…

ハッ！今は、なーくん機嫌悪いんだ、だとしたら、ジェルくんの五月蝿さと、帰るという単語に過剰反応して、切れてしまうかもしれない…！
案の定､なーくんの方を見ると

｢先に帰っててくれない？(睨)｣

睨んでいた
すると、ジェル先輩はやっと目の前にいる私に気づいて

｢あれ、小人がいる｣

『駆逐してやる！』

｢え、なんで！？俺、巨人なん！？巨人なん！？｣

と、ジェル先輩をなーくんがいる教室から離れされるための茶番をした(怒り込み)

｢え、イマイチ状況が掴めないんだけど｣

『要するに、ジェル先輩はなーくんに振られたってことです』

｢えー、前いいよって言ってたのに｣

『何してんですか』

｢遠井さんごっこ｣

『遠井さん？』

｢うちのクラスにいるAカップ｣

『かわいそ、今から謝ってこい』

｢ごめんね！！！！！遠井さん！！！！！｣

『馬鹿か､てめぇは！！大丈夫？脳みそついてる？』

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