兄の恋話 ページ31
ハッと気づいた、目の前には白い天井
見覚えがなかった、それもそうだろう
だって、ここは…
「病院…?」
病気とは無縁の生活を送ってきた自分ではあるが、たまに親に親戚のお見舞いなどに連れていかれる時に、見る
でも、なぜ自分がここに、しかも、部屋の感じを見ればわかる、ここは、きっと金を積んでる人が入れる部屋だ…なんで…
と思っていると、腕がずきりと傷んだ
その痛みから、私は、なぜここにいるかを思い出した、そうだ、私美咲ちゃんに切られて…
てか…生きてたんだ、私
正直、死も覚悟した、いままでにない感覚で恐怖を感じていたし、本当に三途の川見てきたかもしれん
コンコン
突然ドアをノックされた、そして間髪入れず、ドアがバッと開かれる
その扉の先は
「Aーーーー!!!!!!!」
バカ兄貴でした
「俺な…お前が死にそうだって、聞いて、今カノとのタピオカデート抜け出してきたんだぞ、オラ、あ?何なん?お前は、どんだけデート邪魔すれば気が済むん?」
と、最初は優しい口調だったが、自分がした行動に危機感を感じたのか、ヤンキー口調になった
『いや、知らんし』
「あぁ、どうしよう、ようやく、付き合えた子なのに…容姿端麗、頭脳明晰、成績トップの子なんだよ」
『良く、付き合えたね、大丈夫?金巻き上げられてない?』
「んなわけないやろ、俺の今までの彼女何人だと思ってんの」
『37人でしょ、そのうち、結婚まで話進んだの5人、37人中35人は相手の浮気での破局、後の2人は金をつぎ込んだあとの音信不通』
「…」
『お前、良く新しい彼女とか作れるな』
「…」
『今の彼女も、二股なんじゃね』
「違うもん、三股だもん」
『ファーーーーーーwwwwwwww』
「うわぁぁぁぁぁぁぁん!Aがいじめるぅ!!!!!!!!!」
『うるせぇ!』
何故か、泣き始める兄を私が慰めるという、異常な光景になっていた
「そうだよな、俺彼女作るのやめた方がいいかも」
『い、いや、次こそいい女の子見つけるよ…』
「Aの言う通り、俺、生きてる価値ないもんな」
『そこまでは言ってないから』
「優しいね…俺、Aと付き合うよ、好き、禁断の恋こそ燃えるよね」
『そういう所やで!お前!付き合うのが軽いねん!』
「でも、みんなOKしてくれるんやもん」
『お前の顔が無駄にいいからな!』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれ、ギャグ…違う…シリアスが書きたかったんや
違う!こんなつもりじゃ!手が勝手に!
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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時