いちごたちと転校生3【すとぷり】

陰口 ページ21

翌日！

私は、メイクされてた、やっぱり、乱入とか言っても、みんなに顔を晒すわけだからね、いやまぁ、ブスはブスなんですけど…

｢今日の美咲様可愛かったわねぇ…｣

｢お相手もかっこよかったわよぉ？お似合いのカップルよねぇ｣

くっ！誰だ、話をしているのは！気が散る！
喋るな！(理不尽)

｢え、誰あの子…メイクされているけれど、今日の結婚式に出るのかしら｣

｢美咲様よりは、ブスねぇ…｣

｢比べ物になりませんわ｣

…聞こえない、聞こえない…

もとより顔が普通より上くらいで、美咲ちゃんよりかは全然負けてることなんて知ってるし

｢私は好きですよ、美咲様より全然｣

と、メイクしてくれてる、昨日の着付けさんが言ってくれた

『…ありがとうございます…お姉さんのおかげで私がんばれます…』

と言うと、お姉さんはニコッと笑って､私のメイクの続きをした

数十分後、メイクは完成し、いつもよりは見違えるほど可愛くなったが、さっき、ちらっと故意に見てしまった､可愛い美咲ちゃんを見て、さらに自信をなくした

1人だと、さっきの言葉もめっちゃ響くし、重いし
本当にさとみくんを助け出せるのか、不安だし
メンタル強いはずなのに、前回のジェル先輩の事件で知らないところで、参ってるのか知らないけど
すごく言葉が重くて…すると

｢Aちゃん！｣

と、白いタキシードを着た､ジェル先輩に抱きつかれた

さっきまで､1人ながら弱っていたせいで、抵抗する力もなく、そのまま受け入れると、そういう人の変化に敏感なジェル先輩が、不思議そうに私に

｢Aちゃん？｣

『…』

｢なんかあった？｣

『…』

｢自信ない？｣

自信ないってことでは無いけど、最終的に言えば、そういうことになるし、こくりと頷くと

｢そっかぁ…大変だよねぇ、イケメンが隣にいると｣

ホントだよ、お前無駄にイケメンなんだよ

｢やっぱ、オーラが消されていく感じ？俺のオーラにみんな怯えちゃうっていうか？｣

お前のその自信はどこから来るんだよ

｢大丈夫だよ、Aちゃんのオーラは消さないでおくから｣

なんで上から目線なんだよ

｢元気出た？｣

『おかげさまで､ちょっとは』

痛みが完全に消えたわけじゃないけど、とりあえ、ず今は乗り越えられるくらいは

｢じゃ、行かない？もう、始まってるよ｣

『え、まじ？』

｢うん、ちなみにね、潜入してる莉犬から、さとみくんの顔死んでるってさ｣

『見てみたい』

そうして私達2人は結婚式場へと向かった

突入→←褒め殺し

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