無事で ページ21
やだ！今度こそ刺されるぅ！
と思って、目をつぶると、待っても痛さはこない
え…？と思って、目を開けると
目の前には､ブレザーが目に入った､この場でブレザーを着ているのはるぅとくんだけ…てことは、るぅとくん！？
｢いい加減にしてください､何度傷つければ済むんですか？｣
何とか、後ろから様子を見ると、るぅとくんは、カッターを握りつぶしそうな勢いで止めていた
｢なんで！なんで！？なんでみんな私の邪魔をするの！？なんで！なんで！なんでよ！！｣
と、彼女はるぅとくんから、カッターを乱暴に離し、目の前のるぅとくんに刺そうとすると、るぅとくんはまたもやそのカッターを掴み、後ろから膝に一蹴り入れ、体制を崩させた､驚きに力が緩んでるところにカッターを取り出した
｢血がついてる…いや、これは好都合です、ジェルくんこいつと、このカッターを持って、理事長室に行ってください、今ころちゃんが、証拠映像を集めているので、これでこいつらの退学は確定です｣
｢分かった、るぅとくんは、Aちゃんをお願い｣
｢はい｣
そう言って、ジェルくんは、騒ぐ彼女を引き連れて、理事長室に行った
姿が見えなくなった途端、るぅとくんはこっちを振り向き、しゃがんで私と視線を合わせた
『や、やぁ、るぅとくん』
るぅとくんの瞳は、潤んでいた､その大きな瞳から1粒涙が零れたのが引き金になって
｢ばかぁ！ばかばかばかばかぁ！｣
と言って､私の肩を掴み、激しく揺らした
『馬鹿じゃないもん！』
｢いや、ばかですよ！とんでもない大馬鹿者です！｣
｢なんで…！ひっぐ…言ってくれないんですか！！言ってくれたら…協力したのに！！ぐずっ…なんで1人で…解決しようとするんですか！！｣
るぅとくんから、零れる涙の分、罪悪感が募っていく
『ごめんね…』
｢どうして…！今回は多少の怪我だったからいいですけど！ひっぐ…殺されたらどうするんですか！？｣
私よりも、私の身を案じてくれているるぅとくんに、私も少し貰い泣きをしてしまった
私が、泣いていることに気付いて、るぅとくんは、それ以上厳しいことは言わず
｢A先輩が無事でよかった…！｣
と、私をハグした
るぅとくんの涙が、私のセーターに落ちて濡れてしまうけれど、そんなの気にしてる場合じゃなかった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
うちのとこのるぅとくんは、強いですᕙ( ˙꒳˙ )ᕗ
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若草。(プロフ) - 夢主が点数つけてるの吹いたw (2021年3月2日 7時) (
レス) id: 0df262be83 (このIDを非表示/違反報告)
視界に入れたくないデブス - 暇だから見返してたけど桜ちゃんこの時嫉妬してたって考えると可愛いな (2020年8月30日 0時) (レス) id: cf4c489396 (このIDを非表示/違反報告)
リト - 僕夢主ちゃんの親好き (2020年6月4日 14時) (レス) id: 4f04e6fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます！何でしょうかね、私もそこ好きですw (2019年8月22日 2時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - （※検査、足の検査、とっても重要）のリズム感（？？？）がとっても好きw (2019年8月18日 8時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつっと | 作成日時：2019年7月14日 1時
