車椅子 ページ27
あの後、診察室に車椅子が届いた､どうやらあのタブレットは車椅子を呼び出せるらしい、楽やなぁ…
まぁ、なんとその車椅子を持ってきたのが､さとみくんなんですけど
｢また会ったね｣
『意図的でしょ』
相変わらず、私の後ろの感じが悪い医者に時々、睨みをきかせつつ、私を車椅子に運んだ､その睨まれている感じが悪い医者は、先程とは違って、優しいオーラが出ている。
ああ、そゆことね(察し)
それから､そこを脱出し、私を受付に運ぶ
『あの医者のこと睨んでたけど、なんかあったの？』
｢まぁね、俺の親の友達の娘らしいんだけど、俺にめっちゃしつこく関わってくるからなんか苦手｣
苦手の領域じゃなかった気がするけど…
なんなら、嫌いだったよね
｢ていうか、本当に大丈夫？そんなヘラヘラしてるけど、実は超痛いんじゃないの？｣
『超はないけど､まぁ痛いね』
｢入院とかはしなくていい感じ？｣
『そんなに酷くはないけど、しばらくは車椅子だなぁ…てことで、今度からよろしく』
｢え？｣
『私の学校生活での介護』
｢え、やだ｣
『拒否権なんてありません、隣なんだから、自然的に手伝うことになるのよ』
人に頼った生活とかほんとに、私のちっぽけなプライドが許しまへんで、とか言ってるけど､心は抵抗しても体は正直…動いたら痛いもん
｢はぁ…てか、ジェルは？｣
『知らん』
｢えー…迷子？｣
とりあえず、喋りながら受け付けには来たけれど、ジェル先輩の姿が見つからない
すると、
｢あ、ここにおったんや｣
と、聞き覚えのある声がして、振り返る
普通にジェル先輩が飲み物を持って、走ってきた
何だ、買いに行っただけか…ん？
気のせいか分からないけれど、目が少し潤んでいるような気がした
｢これ、ジェル1人で泣いてたやつだわ(ボソッ)｣
と、私の耳に囁くさとみくん
あ、やっぱり、潤んでるのは気のせいじゃなかった…てことは、責任感じて1人で泣いてたってこと？
うわぁー、どこまでも優しいかよ
｢そ、それより、大丈夫だったん？｣
と､笑顔から泣きそうな顔をするから､私は急いで
『別に骨折とかはないよ、ただ痛みは数日ひかないし、無理に動かすと悪化するらしいから、しばらくは、車椅子なしだと生きていけないねー』
大丈夫だよー、風に言ったのに、ジェル先輩の目は､潤みが増す､え、この人このままじゃ泣いちゃう
『ジ､ジェル先輩、と、とりあえず、受付行きましょ？』
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若草。(プロフ) - 夢主が点数つけてるの吹いたw (2021年3月2日 7時) (
レス) id: 0df262be83 (このIDを非表示/違反報告)
視界に入れたくないデブス - 暇だから見返してたけど桜ちゃんこの時嫉妬してたって考えると可愛いな (2020年8月30日 0時) (レス) id: cf4c489396 (このIDを非表示/違反報告)
リト - 僕夢主ちゃんの親好き (2020年6月4日 14時) (レス) id: 4f04e6fdf8 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます！何でしょうかね、私もそこ好きですw (2019年8月22日 2時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - （※検査、足の検査、とっても重要）のリズム感（？？？）がとっても好きw (2019年8月18日 8時) (レス) id: d3c7fcbda1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつっと | 作成日時：2019年7月14日 1時
