朝 ページ27
あの後、ジェル先輩に半ば強引に送られた。
そして、念入りに、明日俺が来るまで扉を開けちゃダメだよ、と言われたけど、いや、別にそんな初めてのお留守番じゃないんだから…
翌日
ピンポーン
おっ来たかな
私は、既に用意万全、いつ来たって困らないようにしていた。
そして、扉を開けると、
何故か、水泳帽を顔に被ってその上にゴーグルをした人がいた
『あっ、失礼しました〜…』
うん、きっと見間違えだ、間違えたんだこの人、きっと。と思いながら、反射的に扉を閉めようとすると、扉をガシッと掴んできて
「Aちゃん、俺!俺だよ俺!」
『誰だよ!』
と、変人が扉を開けようとしてくるので、私は逆に扉を閉めようと頑張っていると
「Aー?どうしたのー?」
ハッ!この声はお母さん!
やばい!こんな変な人お母さんに見せられない!
と、とりあえず、出て
「Aー?」
『ぎゃああああ』
いつの間にか、お母さんが…後ろに!
「どうしたのよー、早く学校に行きなさい」
『いやー、あのねお母「あっ、お母さん!お久しぶ」あーーーーーー、早く学校行かなきゃー、いってきまーす』
「…?行ってらっしゃい」
バンッ!っと、力強くドアを閉めてその変人に向き直る
『あの、さっきので分かったんですけど、もしかしてジェル先輩ですか…?』
「そうだよ!ほんま、Aちゃん酷いで」
『いや、ほんと、今回のは誰が見てもジェル先輩が悪いです、頼むので、その水泳帽とゴーグルやめてください』
「いやー、これ変装なんよ」
『ストーカーからですか?ていうか、それ逆に目立ちますって』
「えー、ダメ?」
『上目遣いしてるつもりみたいですけど、逆に笑えてくるので、やめてください』
「分かったよー…」
そう言って、ジェル先輩は、渋々水泳帽とゴーグルを取った
『ジェル先輩、髪の毛跳ねてますよ』
「えーまじ〜?やばくない〜?(女声)」
ジェル先輩前から思ってたけど、女声綺麗だな
と、頑張って髪を整えようとしてるけど、逆に跳ねさせてるジェル先輩を見ながら思う。
『ジェル先輩、私が髪セットしてあげるので、これ以上跳ねさせないでください』
「えっ!?跳ねてた!?」
『うん、だいぶ跳ねてますよ、人前に出るのが恥ずかしいぐらいに』
「えっ、ちょっとやだ〜、みんな見ないで〜!(女声)」
『ハイハイ、どうでもいいんで、早く行きますよ』
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時