ころんくんと見回り ページ44
『うん…それに関しては、私も同意見です、こんな礼儀のれの字も知らないようなやつと一緒にいたくないです』
「知らないのはそっちじゃないの?」
『敬語って知ってる?』
「知ってるけど…馬鹿にしてんの?」
『敬語使えや!』
「嫌だね」
「うん…貴方達、いいコンビよ、よろしく頼むわね」
「『えっ…』」
そうして、委員長はいなくなった
委員長ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!
私が、現実の残酷さに絶望していると、ころんが鞄を持って帰ろうとしていたので、ガシッと掴む
「触んないでくんない、汚れる」
『仕事を放棄すんな』
「僕、用事思い出したから帰るわ」
『忘れるくらいの用事なんて大した事ねぇんだよ、おらさっさと鞄置いて行くぞ』
「大したことあるから、やめて、引っ張んないで」
そういうころんを、無理やり引き連れて見回りしました
「大体、この学校平和でしょ、見回りする必要ないと思うんだけど」
『念には念をって言うじゃん』
「え、何?聞こえない」
『聞こえてんだろ、くそ』
「誰がくそだって?口を慎んでよ」
『こっちのセリフだわ』
ていうか、私一応足痛いんだからね!
何とか堪えてるけど、ずきずき痛むんだから!
『ころん、あっち行って、私こっち行くから』
「僕のこと呼び捨てにしないでくんない?不愉快」
『なんて呼べばいいんだよ』
「ころん様」
『小学生か』
「お前の頭がな」
あー、危ないあと少しで殴るとこだったよ、危ない危ない
『てことで、私こっち行くから』
「…」
返事もせず、ころんはあっちに行った
返事なし!?これだからころんは…
はぁ…と思いながら、見回りをしようと、後ろを振り向くと、そこには、昨日あったばかりのオレンジ3人組がいた
びっくりしたじゃないか!思わず、うわぁ!って言っちゃうところだったぞ!
『なんの御用ですか』
「決まってるじゃない、ジェルくんと別れるか聞きに来たの」
『昨日と同じです』
「ふーん、そう」
そう言うと、隊長は面白くなさそうな表情で、今ズキズキと痛い足を蹴った
『アッ!』
普段なら痛くも痒くもない、は言いすぎたけど、そのくらいの攻撃が、今となってはすごく重い、おかげで座り込んでしまった
クソ…家に帰ってから湿布を貼ろうと思っていたから、今足は無防備だ
「ほんと、弱っちいのね、流石に足は可哀想だから、今日はお腹にしようかしら」
「足でいいわよ!そんな子!早く降参させちゃいましょう!隊長」
あの、チビマジでぶっ潰す
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時