整える ページ29
『はい、ジェル先輩大人しくしてくださいね』
「ちょっと、イケイケで頼むで?」
『私、理容師じゃないんで、注文とか受け付けないんで』
「めっちゃ心配なんやけど」
『ジェル先輩のよりはマシですから』
私は、とりあえず、目立たないところがいいと、ジェル先輩が駄々こねるので、今は校舎裏、とは言ってもそんなじめじめした所ではなく、花壇やベンチなど、ある程度の設備は整っている、そして、ここは、校舎から全く見えず、ここを見るには直接来るしか方法はない、これをいい意味に捉えるか、悪い意味に捉えるか…
『あー、ジェル先輩動かないでください、じっとして、じっと』
「まだ終わらんのー?」
『ジェル先輩の髪の毛意外と、癖が強くて…!』
「いった!今、すっごい痛かったんやけど!?絶対髪の毛数本抜けた!俺の髪の毛がぁぁぁぁ」
『抜けてませんから!大袈裟です!痛くしたのは謝りますけど、とりあえず落ち着いて!』
まぁ、そんなハプニング?も、ありまして、いつものジェル先輩みたいな感じに、やっと整いました。
とりあえず、ジェル先輩がすごく疑ってるので、校舎の水道まで行って、確認してる最中
『ジェル先輩どうです?初心者にしては、中々いい出来だと思うんですけど』
「うーん、65点」
『髪整えようとして、逆に跳ねさせるやつに65点つけられたんだけど』
「70点満点ってことやで!」
『嘘つけ!100点満点だろ!』
そんな言い合いしてたら、もうあと数分でHRが始まる時間、この学校無駄に広いけど、全速力で走れば私は間に合うが…
『ジェル先輩どんまいです』
「ん?何が?」
『すみません、私、もう遅れるんで』
だっ
私は、ジェル先輩の返事も聞かず、全速力で走った、と言っても運動音痴なので、小学生並のスピードだけど
ついでに、体力も小学生なので、教室に着く頃には、ヘトヘト、すると隣のさとみくんが
「なんでそんな疲れてんの?」
『ぜぇ、ぜぇ、全ては、ハァハァ、あいつの、ハァハァ、せい…はぁはぁ』
「ごめん、何言ってるか全然わかんない」
『殴っていい?』
「普通に喋れるじゃん」
ゆっくりと息を整えて、バックの準備をし、普通に席に座る
「今日せっかち先生出張だって」
『じゃあ、誰が来るの?』
「滑舌悪すぎて、何喋ってるか分からない先生」
『だめじゃん…』
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こんこん - 大好き、愛してる、いろんなとこで吹いた、これ読むの二回目で飽きない、、、。 (2022年8月4日 14時) (レス) @page19 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - ころんくんのキャラ、、 (2020年8月19日 13時) (レス) id: bbb263e4a6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - キツネさん» ありがとございます!楽しんで読めるような作品になるよう頑張ります! (2019年7月14日 15時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ(プロフ) - うへへ← 続編も見ます! (2019年7月14日 7時) (レス) id: 91423e107c (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - クリンさん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2019年6月12日 19時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつっと | 作成日時:2019年5月8日 16時