君の為に、ボクノタメニ… 【実況者】 (ページ5)

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Story 4 ページ5

貴方 side

病院に入ると私は倒れ込むようにして、受付前の椅子に座った。

(ど、どうしよ…！勢いであんなこと言って、明日も会う約束しちゃったよぉ…！！)

私は赤くなっていた顔を手で覆い隠した。

そして、さっきの男の人のことを思い出す。

(あの人、フード被ってたから顔はっきりと見えなかったけどかっこよかったなぁ…。)

その人を思い出し、また顔が赤くなる。

(あ、そ、そうだ、兄(にい)に会いに来たんだった！)

私は立ち上がり、兄の病室に向かった。

兄｢おお、A！よく来てくれたな！｣

兄はそう言って笑顔で私を出迎えてくれた。

兄は私の『唯一の家族』だ。

両親などは私が3歳の時に交通事故で亡くなってしまって、それ以降は兄が育ててくれた。

ちなみに兄とは5歳違う。

貴『兄！あのね、あのね！』

兄｢どうした、そんなに周りに花咲かせて。何かいいことでもあったのか？｣

貴『うん！聞いてくれる？』

兄｢おお、聞くぞw どうした？｣

兄がそう言うと、私は今日ここまであった事をそのまま兄に伝えた。

明日会うという約束したこと以外は。

兄｢それは、良かったな！｣

貴『うん！』

兄｢んで、Aはその人のことが気になる、と。｣

と、急に言われまた顔が赤くなった。

それを見て兄は笑った。

貴『そ、そんなわけないよ！その人とは初対面だし、そんなこと…。』

兄｢ははっ、まぁいいよw｣

兄はそう言って外を見た。

そして、思い出したかのように私を見た。

兄｢そういえば、こっちでの暮らしはどうだ？お兄ちゃん、こんな状態だからどうしてるか心配だよ。｣

…答えるに困った。

住むところはあるし、お金にも困っていない。

でも、私は答えるのに戸惑った。

兄｢…何かあったのか？｣

そう聞かれて、私は我に返り慌てて言った。

貴『ううん、何も無いよ！』

兄｢…そうか！ならいいけど、なんかあったらお兄ちゃんに言うんだぞ？｣

貴『うん、分かってる！』

(そうだ、兄には心配かけたくない。これは、そう、私だけで解決しないといけない、よね…。)

それから私は兄と2時間ぐらい話して病院から出た。

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急に投稿停止にしてすいません！！

ネタが尽きたので少しお休みして、ずっと非表示で書いておりました:( ;´꒳`;):

本当に申し訳ありません！！

これからは1日1投稿頑張っていきます…！
(また停止にしてしまったらこういう理由だと思ってください)