コンパス ページ5
コンパスを使い海を進んでいくが、いつもとは違いジャックは定まらないコンパスに対して不安、怒りをだしていた。
A「どうした。ジャック。乗組員たちもお前を心配してるぞ。」
ジ「…あぁ。」
間の抜けた返事をするジャック。
ジ「…お前は。」
A「…なんだ。」
ジ「お前は俺のこと心配したか。A。」
A「したさ。もちろん。いつもの余裕あるジャックじゃないんだからな。いつもと違ったジャックも面白いが、やっぱりいつものジャックが1番僕は好きだ。」
ジ「…そうか。」
その言葉を聞いた。瞬間、コンパスはAの方向を指し止まる。
ジ「…そうかぁ。」
ジ「(どうしたんだ。確かに俺はAのことが好きだ。愛してる。だが、こんなのになったことはなかっはず。)」
しばらく無言で悩むジャック。Aは無言なジャックに飽きたのかギブス達のもとへと去っていった。
ジ「(あっ。そうか。俺は焦ってるんだ。Aが盗られそうで、ライバルなんて居なかったのに、いきなりライバルが現れてしかもそっちの方が俺より有利。クソ。)」
悩みが消えたと思ったらまた悩みができる。それにイラついたジャックは顔を歪める。
ジャックはイラつきを忘れるために酒を取りに向かった。
「…時間切れだ。ジャック。」
突然聞こえて来た声に驚くジャック。
声の方へと近づくとそこにはずぶ濡れの男が居る。ずぶ濡れの男はなんとあの"靴紐のビル"と呼ばれる。ビル･ターナーだった。海に沈められたはずの彼がここに居るのだ。
ビ「ブラック･パールを取り戻したか。」
ジ「あんたの息子が手を貸してくれたお陰でね。」
ビ「ウィルか？…あいつ。結局海賊になっちまったか。」
ジ「ところで、何故お前がここに居る。」
ビ「奴の使いだ。」
ジ「あいつごときに脅されて手下になったか。」
ビ「いいや。俺の意思だ。あの反乱の時はすまなかったな。俺もあの後大砲に繋がれて海に落とされた。息が吸えなくて苦しいが、呪いのせいで死ねない。この苦しみが続くのが耐えられなかった。この苦しみから逃れるためならなんでもする。どんな取り引きだとしても。」
ジ「人間っていうのは最後の審判を怖がる。」
ビ「お前もだろう。お前も取り引きしただろう。ブラック･パールを引き上げてもらい。キャプテンをしていただろう。」
ジ「実際キャプテンをしていたのはほんの3年くらいだけだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真雫(プロフ) - コメント失礼します。更新お疲れ様です。とっても嬉しいです！！ (2月9日 0時) (
レス) @page15 id: 8fbddd7b13 (このIDを非表示/違反報告)
ヨゾラ(プロフ) - コメント失礼します。始めたばっかなので分からないんですけど、物語ってどうやって作るんですか？ (8月28日 10時) (レス) id: a3558bbdb6 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (8月11日 23時) (レス) @page13 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
猫山太刀公(プロフ) - いい作品をありがとうございます！更新、お気に入り登録して待ってます！ (2023年4月4日 18時) (レス) @page9 id: 59f49a7381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エビチリ | 作成日時：2023年3月27日 18時
