俺は海賊だ ページ27
＿ジャックに死刑宣告がされた。そして、今日それが執行される。
Aはノリントンの隣でそれを眺める。
A「…いいのか、こんな公の場で処刑して。」
ノ「それはどうゆうことだい？」
A「…この人数じゃ、どんな奴が居るか明確にわからない。それに、相手はジャック･スパロウ。"キャプテン"ジャック･スパロウだ。こんな緩くやっていいのかい？」
Aはキャプテンを強調した。まるでジャックを真似るように。
ノリントンがAに質問しようとした途端、とある男が剣を板に刺しその上にジャックが乗る。
そして、その男とは……"ウィル"だ。
ジャックは刺さった剣で、縄を切り逃げ出す。だが、ジャック。そしてウィルは兵隊に囲まれ逃げるのは失敗。
ノ「どこかの愚か者が脱出の手助けをするんじゃないかとは思っていたが。まさかほんとうにするとはな。」
ノ「…港に戻った時無罪放免にしてやったのにその礼がこれだか？そいつと運命を共にする気か？そいつは海賊だぞ。」
ウ「だけど、良い奴です。例え結果的に彼と一緒に処刑になろうとも本望です。自分の良心に従ってﾀﾋぬ事ができる。」
ウィルはノリントンに剣を突きつける。ウィルには、そのぐらいの覚悟があるようだ。
ノ「自分を見失ったか。ターナー。」
ウ「なんと仰ったとしても、僕は彼の味方です。」
エ「私もです!!」
エリザベスもジャックの味方らしい。
2人の言葉を聞き、ノリントンは不安そうな顔をしてAの方を見る。
A「…確かにジャックには少しくらい恩はある。」
ウ/エ/ノ/ジ「A、。」
ウィルとエリザベス、ジャックは嬉しいそうな声色でAを呼ぶ。ノリントンだけは悲しそうな声色でAを呼ぶ。
A「…だかな。ノリントン。君への恩は測りきれない程ある。それに約束もある。」
ウ/エ/ノ/ジ「A!!/A…。」
今度はさっきの真逆。
A「正直言って決められない。僕は優柔不断なところがたまにある。だから、僕は決めない。君らで決めてくれ。」
ノ「それが、Aの答えだな。」
A「今のところはな。僕はどっちにも居なくなって欲しくはない。」
ジ「そうか。かえってこれで良かったのかもしれないな。皆それぞれあたらしい境地に達することができた。精神的に、平和共存的に。」
そして、Aとノリントンの方へとジャックは向く。
ジ「…君らで決めてくれって言ったよな。A。そして、俺は海賊だ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エビチリ | 作成日時：2023年2月17日 22時
