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海の男の秘密 ページ7

「海の男」。Aは海の目をもつ。それにより海と話すことが可能。その他にもなにかあるようだが、今のところは不明である。

A「…僕の部屋は?」

バ「もちろん。そのままさ。」
「海の男がお戻りだ!!」

船員に大声でバルボッサは伝える。
その声を聞き、船員は大喜び、はしゃぎまくり。

A「…さぁ行くよ。エリザベス。」


エ「…え、えぇ。」

エリザベスは困惑しながらも、Aの後ろをついて行く。

Aの部屋につく。
思っていたより清潔であり。居心地が良さそうだ。

エ「…Aは海賊だったの?」

エリザベスがさっそく疑問をAにぶつける。

A「…まぁな。僕にはその選択肢しかなかったんだ。」

意味深な言葉を吐き捨てるA。

エ「どういうこと?」

A「…こんな事態になったんだ。ある程度は話そう。」

エリザベスにはAの顔がいつになく真剣で、いつになく悲しそうな顔に感じた。

A「バルボッサが言っていたとおり。僕は海に愛された男。海の男だ。だが、海に愛されたのはとても厄介だった。」





A「…僕は長時間陸に入れないんだ。海はとても嫉妬深い。陸にいることをあまり好ましく思わない。長くて2週間。それしか僕は海には居られない。」

エ「…だからAは度々姿を消していたのね。提督が消える度に血眼になって探して、心配していたわ。」

A「…そうか。それは申し訳なかいな。」

エ「陸に長時間入れないから。Aは海賊になったのね…?」

A「…あぁ。僕は海の上では無敵だ。海は絶対に僕を殺さない。」

しばらく沈黙が続くと、ドアがノックされ開く。そこには、ピンデルとラゲッティがドレスを持って立っていた。

ラ「船長の命令だ。これに着替えて、来いと。」

エ「断ると伝えておいて。」

不機嫌そうな顔で拒否をする。

ピ「そうだと見越して。船長が、嫌なら裸のまま来いとのことだ。」

2人が笑う。

するとエリザベスはドレスをひったくった。

ピ「Aはあの服でこいってよ」

A「…わかった。」

返事をすると、Aはクローゼットから服を取り出し、部屋から出ていく。どうやら廊下で着替えるようだ。

2人とも着替え、一等航海士の部屋へと向かう。

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作者名:エビチリ | 作成日時:2023年2月17日 22時

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