検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:34,787 hit

.36 ページ36

佐野くんと離れてしばらくが経った


もう外は寒い季節になりつつある



奏「うん!ほんとに良くなった!」



貴女「ほんとですか?」



奏「ほんとだよ!」



佐野くんがいない生活にはまだ慣れてなくて

でも、こうして奏先輩がレッスンに付き合ってくれて

バイトもしてって忙しくしてたら何も考えなくていいから逆に楽なのかも



奏「これからバイト?」



貴女「いえ、今日はお休みです」



奏「そっか、じゃあ今日うちに来ない?母さんも今日は仕事終わるの早いって言ってたから」



貴女「はい、行きます」



というわけで奏先輩の家にやって来た



奏母「いらっしゃい」



貴女「おじゃまします」



奏母「そこに座ってて!お茶すぐに出すから」



貴女「ありがとうございます」



それから3人でいろいろ話した

再び過去のことを聞いた


奏先輩のお母さんは泣きそうになりながら何回も謝った



奏「あのね、相談があるんだけど」



貴女「はい?」



奏「前も言ったけど、うちに来ない?俺も母さんもほんとに家族になりたいって思ってるから」



貴女「…私も前言ったけど、先輩のことをお兄ちゃんとも先輩のお母さんのことをお母さんとは言えないです」



奏「…うん」



貴女「でも、いつかはちゃんと向き合っていきたいとも思ってます」



奏母「…Aちゃん」



貴女「亡くなったお母さんも奏先輩のお母さんも私の母って言うのに変わりはありません。奏先輩も同じです」



お母さんが亡くなって

佐野くんもいない


それでも、だからこそ



貴女「私は、1人で頑張りたいです。でも、先輩たちを頼らないって訳じゃなくて、1人で頑張りながらそれでも潰れそうになったりしたら頼らせてください」



奏「うん!」



奏母「もちろんよ!」



貴女「あと、私来年の夏のコンクールを目指したいと思います」



奏「ほんとに!?」



貴女「はい。次こそは結果を残したいです。だから、その時は見に来てください」



奏「そうだね、俺も卒業してるしね」



奏母「もちろん、行くわ!」

.37→←.35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
231人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます!まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう!! (2019年9月3日 21時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:佐野冬美 | 作成日時:2019年8月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。