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それから3日経って、やっと佐野くんは学校に来た
そして、学校から帰ってきて私の家の前で話していた
玲於「全然連絡出来なくてごめんね」
貴女「ううん、茉白さんは大丈夫なの？」
玲於「足を粉砕骨折してるみたいで、リハビリまでやってたら完治まで1年くらいかかるんだって」
貴女「1年…」
玲於「それでね、俺…」
貴女「うん、茉白さんについてあげるんだよね」
玲於「…」
貴女「佐野くん、優しいから何となく考えてること分かってた」
玲於「うん、ごめん」
貴女「なんで謝るの？」
玲於「…なんでだろ」
貴女「私大丈夫だから。お母さんのことも受け止めてるし、ピアノも頑張る。だから、もういいよ」
玲於「もういいって…」
貴女「もう、傍になくても平気。1人で大丈夫」
あれ、なんでこんなこと言ってるんだろ
玲於「Aちゃ…」
佐野くんは私の方に手を伸ばしたけど、すぐに引っ込めてしまった
貴女「早く行ってあげて、茉白さんのとこ」
玲於「…うん」
たぶん、今佐野くんが茉白さんのとこに行ってしまったら
もう私の隣には戻ってこない
そんな気がする
貴女「それじゃあ」
玲於「うん」
佐野くんは振り向いて歩き出した
私も背を向け家のドアの目の前に立った
もう会えなくなるの？
嫌だ…
振り返り、佐野くんの歩き出した方を見ると
すでに佐野くんの姿は無かった
貴女「あ…」
私、少しだけ期待してた
Aちゃんの傍から離れないって言葉を
本当は期待してた…
今更気づいても遅いのに
貴女「…っふ、ぅ」
行かないで、佐野くん
ずっとそばにいて
貴女「好き…佐野くん。…ぅっ、ふ」
それからは私が思ってた通り、佐野くんは学校にも来なくなった
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佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます！まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう！！ (2019年9月3日 21時) (
レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐野冬美
| 作成日時：2019年8月30日 22時
