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−玲於 side−
玲於「……」
廉「……」
茉白「……」
なんで誰も喋らねーの
廉「…あのさ」
玲於「…なに」
廉「お前がいなくなった理由ちゃんと聞きたいんだけど」
玲於「うん、ちゃんと話すよ。俺もお前に聞きたいことあるし」
今日は茉白の家で話すことになった
久々に入る茉白の部屋
懐かしいな
玲於「俺、中学の頃お前らしか友達いなくて、茉白のこと好きで付き合って、めちゃくちゃ楽しかったんだけど」
茉白「ならなんで…」
玲於「中3の夏、お前らが抱き合ってるの見た。裏切られた気分だった」
廉「なんだそれ」
茉白「抱き合ってたって?」
玲於「なに、知らないみたいな顔して。浮気してたんじゃねーの?」
茉白「してないよ!何も知らない!してない!」
玲於「廉はAちゃんと付き合ってたみたいだけど」
廉「聞いたんだ」
玲於「Aちゃんがいるのによくそんなことできたよね」
廉「いや、だから俺らそんなことしてねーよ」
茉白「玲於がいなくなった日って…」
玲於「廉の誕生日会しようって言った日だよ。俺、その日行くの遅くなって急いで行ったらお前らがそうなってるとこ見た」
茉白「それって」
廉「うん、それお前の見間違い」
玲於「はあ?」
廉「玲於がもうすぐ着くって連絡してきただろ?んで、外に迎えに行こうとしたら茉白が躓いたんだよ、受け止めたとこそう見えたんだろ」
玲於「そんないいわ…」
茉白「言い訳じゃない!」
廉「そうだよ」
玲於「廉だって、Aちゃんが」
廉「Aちゃんがいたからだろ!だから、茉白とそんなことするなんて有り得ないんだよ」
玲於「え、なに。じゃあ今まで俺の勘違いだったってこと?」
茉白「そうだよ!私だって玲於ことずっと好きだったんだよ?浮気するならもっと人選ぶし!絶対しないけど!」
廉「おい、自然にディスってんな」
何なの
今までの何だったんだよ
茉白「玲於…」
廉「…ちょっと俺、コンビニ行ってくる〜」
俺の勘違いで、こいつらを避けてたって…
勝手すぎんだろ
茉白「私は今でも玲於のこと好きだよ」
玲於「……」
ちゅっ
玲於「…っ」
茉白「大好き」
玲於「……茉白」
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佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます!まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう!! (2019年9月3日 21時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2019年8月30日 22時