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輝くんに話すと決意して3日
なかなか輝くんが会ってくれない
今日なら会えるって連絡が来た
七瀬「Aちゃん、今日どっか行かない?」
貴女「あ、今日用事あるんだ」
玲於「輝さん?」
貴女「うん」
茉莉「今日行くんだ」
そして、放課後
輝くんと学校の近くの公園で待ち合わせしている
誰もいない教室で深呼吸をした
大丈夫、輝くんなら分かってくれる
玲於「A」
貴女「玲於…」
玲於「今から?」
貴女「うん!」
玲於「そっか」
貴女「はぁ、なんか緊張する」
玲於「頑張ってこい!」
貴女「ありがとう。もうすぐ時間だから行くね!」
玲於「じゃあな」
玲於の顔も見た事だし、行ける
大丈夫大丈夫
貴女「え…っ」
玲於「やっぱ待って」
貴女「れ、玲於?」
教室を出ようとすると、後ろから玲於に抱きしめられた
玲於「ダメだ、俺…」
貴女「え、なにが?」
頭パンクしそう!
なにこれ…
貴女「玲於?」
玲於の腕をほどいて向き合った
玲於「……」
貴女「……」
しんとしている教室の中
私の耳には自分の心臓の音が聞こえていた
なんで、玲於こんな苦しそうな顔してるの?
玲於、全然目逸らしてくれない
私たちはお互い引き寄せられるように顔を近づけた
ピロンッ
貴女「あ…」
玲於「あ…」
貴女「輝くんだ」
玲於「ごめん、引き止めて。輝さんとのこと、応援するから」
貴女「応援?」
玲於「輝さんに好きって伝えに行くんでしょ?」
貴女「え!違うよ!気持ちには応えれないって言いに行くの!」
玲於「え…、まじ?」
貴女「まじ」
玲於「うっわ、めちゃくちゃ勘違いだ…恥ずかしい」
貴女「輝くん、来てるみたいだから行ってくるね」
玲於「うん、行ってらっしゃい」
勘違いしてたんだ
玲於が私を引き止めたのは
輝くんに好きって伝えに行くと思ったから…
でも、なんで抱きしめて
玲於も私のこと…
いやいや!自惚れちゃダメ!
教室を出る直前、玲於の方を振り向くと
顔を隠してうずくまっていた
貴女「あの、後で連絡してもいい?」
玲於「なんでわざわざ聞くの」
貴女「なんとなく…」
玲於「いいよ、いつでも」
貴女「うん!行ってきます!」
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佐野冬美(プロフ) - ゆうみん。さん» めちゃくちゃ嬉しいです!ほんとに嬉しいです! (2018年12月7日 7時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん。(プロフ) - おかげで学校行くの楽しみになりつつあります。ちょっと待ってマジでにやけどらないもっかい読む (2018年12月7日 2時) (レス) id: 38fb3bce57 (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - ゆうみん。さん» 私もニヤニヤしながら書いてました笑笑 (2018年12月6日 21時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - りなさん» ありがとうございます!みんなを幸せにできて良かったです! (2018年12月6日 21時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん。(プロフ) - しんだ。最後ニヤケが止まらない。 (2018年12月6日 5時) (レス) id: 38fb3bce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年10月21日 0時