私はカレを、カレは私を (ページ5)

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玲於と輝くんの家にやって来た

2人は男同士の話しがあるとかで、部屋にこもってしまった

貴女「暇だなあ」

暇つぶしに私はテレビを見ている

。

。

－玲於 side－

輝さんに呼ばれ、今は面と向かって座っている

玲於「何となく分かるけど、あえて聞きます。何ですか？俺を呼んで」

輝「分かってるなら聞かないでよー」

玲於「じゃあ、そっちから切り出してくださいよ」

輝「Aのこと好きなの？」

まじで直球で言ってきた

玲於「はい。好きです」

輝「ふーん」

玲於「輝さんもでしょ？」

輝「うん！」

玲於「俺は、ずっと俺の隣にいてくれたAの隣にいたいって思ってます」

輝「俺は、玲於くんの知らない昔のAをいっぱい知ってる。Aだけは渡したくない」

玲於「輝さんが知らないAの顔だって俺も知ってます」

輝「君さ、1回振ったんでしょ？幸せにできんの？」

玲於「…」

それは、俺も思ってるよ

輝「ほら黙った」

玲於「だからですよ」

輝「ん？」

玲於「1回振ったからこそ、今度は俺がAのことを振り向かせます。幸せにできるできないじゃなくて、幸せにするんです」

輝「うわー、俺そういう綺麗事言う人無理」

玲於「別にいいですよ。本気で俺はそう思ってますから」

輝「ライバルだね」

玲於「そうですね」

話が終わり輝さんの部屋から出て

リビングへ行った

貴女「戻ってくるの遅いよー」

玲於「ごめん」

輝「熱が入っちゃってね～」

貴女「そうなんだ」

ほんとはなんの話してたか、気になってんだろうな

そんな顔してるし

貴女「じゃ、玲於帰ろ！」

輝「え、もう？」

貴女「話終わったんでしょ？明日も学校だし玲於も帰らないと」

輝「まあ、そだね」

貴女「また一緒にご飯食べよ！玲於もね！」

輝「うん」

玲於「今度は寝ないようにな」

貴女「う…」

輝「寝る？」

貴女「この間、玲於の家で夜ご飯食べたんだけどそのまま寝ちゃって、気づいたら朝だったことがあってね」

輝「へー」

めちゃくちゃ睨まれてる気が…

玲於「帰ろ、A」

輝「外まで送るよ」

3人で外に出た

玲於「じゃあ、失礼します」

貴女「またね～、輝くん！」

輝「A」

貴女「え！？」

玲於「な…っ」

Aの腕を掴もうとしたけど遅かった

輝さんはAを引っ張り、キスをした