私はカレを、カレは私を (ページ38)

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－玲於 side－

父「Aは？」

玲於「今、寝てます」

お父さんと会うことあんまなかったからな

夜ご飯ご馳走になった時、ほとんどいなかったし

やばい、何話したらいいんだろ

父「玲於くん」

玲於「は、はい！」

父「コーヒーと紅茶どっちがいい？」

玲於「コーヒーで」

いちいち、緊張する

父「どうぞ」

玲於「すいません、ありがとうございます」

父「Aとはいつから？」

玲於「えっと、高校2年生になってからです」

父「仲良いとは思ってたけど、まさか付き合ってたとは…」

玲於「え、あ、すいません」

いや、何謝ってんだ

父「Aのこと好き？」

玲於「は、はい！好きです」

めちゃくちゃ恥ずかしいじゃんか

絶対顔赤いわ…

父「可愛いな～、玲於くん！」

玲於「え？」

父「いやー、大歓迎だよ！何回かしか会ってないけど、いい子だなーって思ってたから！」

玲於「ありがとう、ございます」

貴女「れおー？」

玲於「あ、A」

貴女「急にいなくならないで…って、お父さん！？うわぁ」

玲於「まだふらついてるじゃん！」

貴女「びっくりしたから」

玲於「とりあえず座って」

貴女「なんで、お父さんと玲於が？」

父「帰ってきたら、玲於くんと会っちゃって」

貴女「今日は午前中で仕事終わるって言ってたね」

父「A、玲於くんと仲良くね」

貴女「え、うん」

玲於「お父さん！絶対大事にします！」

父「俺を大事にしてくれるの！？」

貴女「違うでしょ！」

玲於「Aのこと大事にします！」

貴女「恥ずかしいから、やめてよ」

父「じゃあ買い物行ってくるから、Aのことよろしくね」

玲於「分かりました！」

貴女「行ってらっしゃい」

父「お母さんと合流しよう」

貴女「行ってらっしゃい」

父「どこにいるかな」

貴女「早く行ってよ！」

父「今度、俺がいる時にご飯食べようね」

玲於「はい、ぜひ！」

Aのお父さんが出ていったあと

玲於「はぁぁぁあ、めちゃくちゃ緊張した」

貴女「私もめちゃくちゃびっくりしたよ」

玲於「部屋に戻ろ。あ、お昼食べる？」

貴女「食べる」

玲於「いろいろ買ってきたから、食べていいよ」

貴女「ありがとう」

ちゅっ

貴女「え、な、なに？」

玲於「可愛かったから」

貴女「意味わかんない…」