私はカレを、カレは私を (ページ37)

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修学旅行が終わると

疲れからか熱を出してしまった

母「今日が土曜日で良かった」

貴女「うん」

母「今から家出るけど1人で大丈夫？」

貴女「大丈夫」

母「お水とお薬置いとくからね」

貴女「はーい」

お母さんが家を出た直後に

ピーンポーンとなった

ふらふらしながら玄関まで行き、ドアを開けると

玲於「A、大丈夫？」

貴女「玲於」

玲於「看病しに来た」

貴女「熱あるだけだから平気だよ。咳もくしゃみも出てないから」

玲於「いいから看病させて」

貴女「ふふ、ありがとう」

自分の部屋に玲於と一緒に戻った

玲於「はい、横になって」

貴女「はーい」

玲於「熱はどんくらいあったの？」

貴女「そこまで高くなかったよ。37度7分だったかな」

玲於「十分高ぇーよ」

貴女「休みの日なのにごめんね」

玲於「いいって。食欲は？」

貴女「さっき朝ごはん食べた」

玲於「そっか、じゃあお昼まで寝てろ！」

貴女「玲於が来たのに寝れないよ」

玲於「何でだよ」

貴女「少しでも長く一緒にいたいから」

玲於「可愛いこと言うな…あぁ、もう好きだわー」

貴女「玲於ってそういうこと言う人だっけ？」

玲於「言わないけど、よし今から襲うか」

貴女「はい？！」

玲於「汗かいた方が熱下がるかもよ？」

貴女「いや、まって…上に乗んないで！」

ちゅっ

玲於「やっぱ熱いね」

貴女「熱あるもん」

ちゅっ

ちゅっ

貴女「んっ、」

玲於「顔真っ赤」

貴女「熱あるから！」

そのあとも玲於はキスを続けた

貴女「も、む…り…すぅ」

玲於「あ、寝た」

貴女「ん…」

玲於「寝顔写真撮っとこ」

貴女「…れ、お」

玲於「寝言言ってる…可愛い！今のうちに買ってきたやつ冷蔵庫入れとくか。勝手に失礼します」

。

。

－玲於 side－

玲於「冷蔵庫失礼しました」

ケータイを出し、さっき撮ったAの寝顔を見た

今度、バカにしてやろ

玲於「ふっ」

Aの部屋戻るか

父「ただいまー」

玲於「あ…」

父「うわぁ！？びっくりした」

玲於「おじゃましてます」

父「あぁ、Aが熱だって…」

玲於「あ、はい。様子見に来てて」

父「そうか。玲於くんだったね。ちなみに、君とAは…」

玲於「お付き合いさせていただいてます」

父「そうか」

…………気まずい