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玲於「はぁ、はぁ」
貴女「うぁぁー、死ぬかと思った」
玲於「良かったな、ゴールできて」
貴女「玲於のおかげ」
玲於は、ラストスパートのとこで
手を引いて走ってくれた
まだ繋いだままなんだけど、玲於は気づいてないみたい
七瀬「あー、いた!」
玲於「おう」
七瀬「茉莉ちゃんが、ゴールしてすぐ倒れたらしいよ!今、保健室で休んでるって!」
玲於「え、まじで!?俺、行ってくるわ!」
繋いだ手は、あっけなく離された
貴女「あ…」
玲於…焦ってたな
あ、なんか泣きそう
七瀬「Aちゃん?」
貴女「私、日陰で休んでくるね」
七瀬「う、うん」
玲於の恋を応援するって決めたはずなのに
ダメだな、私
貴女「風、気持ちいい…」
先生「どうした?具合悪いのか?」
貴女「いえ、大丈夫です」
先生「そうか。ここで解散だから、すぐ帰れよ」
貴女「はーい」
茉莉ちゃんは大丈夫かな?
ひどくなければいいけど
。
。
玲於「…い、」
貴女「ん…」
玲於「おーい、起きろー」
貴女「れ、お?」
目を開けると、しゃがんで覗き込んでる玲於が目を入った
玲於「こんなとこで寝てたらまた風邪引くぞ」
貴女「あれ、私いつのまに寝てたんだろ」
玲於「ほとんどの人、帰ってるよ」
貴女「茉莉ちゃんは?」
玲於「大丈夫だったよ。めちゃくちゃ元気だった」
貴女「良かった」
玲於「少し寝たら、良くなったんだって」
貴女「そっか」
玲於「A、起こしても全然起きねーんだもんなー」
貴女「待ってて…くれたの?」
玲於「30分が限界だったけど」
貴女「……」
なんで、そんなに優しいの
もう…
玲於「A?まだ寝ぼけてんのかー?」
貴女「…好き」
玲於「ん?」
貴女「私、玲於が好きだよ」
玲於「……え」
気づけば、涙を流していた
貴女「ごめん」
私はその場から立って、逃げ出した
なんで泣いてんだろ
玲於「…何だよ、今の」
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佐野冬美(プロフ) - りなさん» 玲於くんをもっと鈍感にさせたいです!笑 (2018年10月18日 20時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - もどかしいー(笑)2人とも自分の事にると鈍すぎるー!どーなってくのかドキドキします(^^) (2018年10月18日 17時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - りなさん» 今から少しずつ意識させていきます! (2018年10月10日 14時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 玲於くん告白してスッキリしたならよかった。そばに居て安心出来るか...、少しずつ意識始めてる (2018年10月10日 9時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
佐野冬美(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2018年10月8日 18時) (レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年9月14日 1時