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お昼休み
結咲ちゃんとお弁当を食べたあと、佐野先生に会いに行った
ガチャとドアを開けると
玲於「うー」
貴女「え、佐野先生どうしたんですか?」
玲於「昨日飲みすぎた。二日酔い」
貴女「やっぱり酔っ払ってたんじゃないですか!」
玲於「Aんちで飲んだあと、気分良くなって家でのみなおしたんだよ」
貴女「そうですか」
玲於「お前って誕生日いつ?」
貴女「急ですね」
玲於「急に思ったから」
貴女「8月29日です。お兄ちゃんと一緒なんですよ!」
玲於「は!?もう過ぎてんじゃん!」
貴女「そうですね!お兄ちゃんとお祝いもしました!」
玲於「言えよ...」
貴女「えー、今日自分の誕生日とか言います?」
玲於「まあ、言わないけど」
貴女「ちなみに、先生は?」
玲於「1月8日」
貴女「お祝いは任せてください!」
玲於「今週の土曜日、俺んち来い」
貴女「佐野先生の家ですか?」
玲於「盛大に祝ってやる」
貴女「え!?」
玲於「外には食べに行けないからね。ピザでも寿司でも何でも頼む」
貴女「中務先生は?」
玲於「いない」
貴女「いいんですか?」
玲於「うん。てか、祝わせてよ」
貴女「はい!楽しみにしてます!」
玲於「おう」
クシャッと頭を撫でてくれた
この手好き
貴女「佐野先生の手大きい」
玲於「そう?」
貴女「ほら、全然違います」
玲於「Aがちっちゃいだけじゃない?」
貴女「私、手大きいって思ってましたけど」
玲於「お前も女子ってこと」
貴女「佐野先生は男子ってことですね!」
玲於「あたりまえでしょ」
貴女「土曜日楽しみだなあ」
玲於「あんま期待はすんなよ」
貴女「お兄ちゃんも喜びます!」
玲於「は?ちょっと待て」
貴女「はい?」
玲於「お前、兄貴連れてくるつもり?」
貴女「お兄ちゃんも同じ誕生日だし」
玲於「バカか。アホか。」
貴女「え?」
玲於「2人で祝うって言ってんだよ!」
貴女「2人ですか!?」
玲於「あたりまえじゃん...なんか、俺が恥ずかしくなってきたよ」
貴女「すいません...」
玲於「俺は2人で祝いたいけど?」
貴女「は、はい!私もです!」
玲於「うん。兄貴には悪いけど」
貴女「たぶん、いいなーって言いますね!」
玲於「だろーな」
キーンコーンカーンコーン
玲於「何が食べたいか考えといて」
貴女「はい!」
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時