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−5年後−
玲於「ただいま」
貴女「おかえり!」
玲於「新しい学校は慣れない。肩こる」
貴女「でも、また中務先生と同じなんでしょ?」
玲於「まーねー、どんだけ縁があるんだよって話だけど」
佐野先生は私の母校を離れて今新しく2人で住んでいる家の近くの学校へいどうになった
玲於「Aは仕事慣れた?」
貴女「少しずつって感じ!まだまだだけどね」
玲於「今日さ、授業参観があって男子生徒の弟が来てたんだ」
貴女「うん?」
玲於「まだ4歳くらいだったかな。すげー可愛かった」
貴女「そうなんだ」
どうしたんだろ、急に
玲於「なぜか俺に懐いてくれて。休み時間に僕もおべんきょうしたいーって俺のとこにくんの」
貴女「え、なに。どうしたの?」
玲於「だから、そろそろ子供作ろって言ってんの」
貴女「え?!」
玲於「いいじゃん。俺、子供好きだし」
貴女「そりゃ、私も好きだけど」
玲於「じゃ、決定。ベッド行こ」
貴女「ま、待って!」
玲於「この期に及んで嫌とか言うな」
貴女「じゃなくて!」
玲於「なに」
貴女「その、私、今日。ね?」
玲於「えー、まじか」
貴女「少しの間我慢してください!」
玲於「もー、最近すげーお預けされてるんだけど」
貴女「今日は玲於の好きな物いっぱい作ってるから、許して!」
玲於「うん、許してやらんこともない」
貴女「子供かぁ。やっぱり女の子がいいかな?」
玲於「男の子でしょ。一緒に野球とかサッカーとかしたいじゃん」
貴女「女の子でピアノとかもいい!」
玲於「いーや、男の子だな!」
貴女「女の子!」
玲於「男の子!」
貴女「女の子がいいって言ってるじゃん!」
玲於「男の子だって言ってんだろ!」
貴女「頑固!」
玲於「あー、わかった」
貴女「なに」
玲於「どっちも作ろ」
ちゅっ
貴女「んっ」
玲於「これで平和だね」
毎日ドキドキさせられて
振り回されて
意地悪で頑固な私の旦那さん
これから一生佐野先生には勝てる気がしません
ここだけの話
お兄ちゃんは現在彼女がいるようです
実は彼女さんも弟さんのことが大好きなようで
そして、どこでどうなったかは私も詳しく知らないけど
なんと!結咲ちゃんと梓先輩がラブラブなんだとか…♡
みんな、幸せいっぱいです
涼太「俺は、いつでもAのこと大好きだよ!」
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時