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玲於「けっこう買ったな」
貴女「佐野先生、ほんとに良かったんですか?」
玲於「なにが?」
貴女「買いだめのために佐野先生がお金出してくれたじゃないですか」
玲於「別にいいよ。社会人舐めんな」
貴女「イケメン!」
玲於「あ、そういうのはいらねぇから」
貴女「ノリ悪いなあ」
玲於「いいから、早く鍵開けて」
貴女「はーい」
玲於「あー、荷物重かった」
貴女「今日の夜ご飯何にしますか?」
玲於「んー」
ちゅっ
貴女「んっ」
玲於「Aがいい」
貴女「あ、そういうのはいらないです」
玲於「ムカつくな」
ちゅっ
ちゅっ
貴女「わ、ちょ」
ここ玄関なのに!
玲於「あー。だめだ。キスしたら我慢できない」
貴女「ダメです!」
玲於「キスで我慢するから」
ちゅっ
貴女「ん…」
涼太「ただいまー!…あれ」
玲於「……」
貴女「お兄ちゃん!」
涼太「ここ玄関なんだけど…。佐野先生!なにやってんの!Aに手出さないで!」
玲於「それは無理!こいつ俺の彼女だし!」
貴女「お兄ちゃん、どうして?」
涼太「Aに会いたかったから、戻ってきちゃった!」
ぎゅぅぅ
貴女「お兄ちゃん、苦しいよ!」
涼太「そんなこと言って、嬉しいくせに!」
貴女「まーね!」
久しぶりのお兄ちゃんの匂いだ
落ち着く
貴女「今ね、夜ご飯の話してたの!」
涼太「俺が作るよ!」
貴女「ほんと!お兄ちゃんの料理食べたい!」
涼太「じゃあ、手伝ってくれる?」
貴女「もちろん!」
涼太「明日の夜帰るからそれまでは一緒にいれるよ!」
貴女「やった!」
玲於「俺、空気じゃん」
貴女「佐野先生も行きますよ!」
玲於「ふん」
涼太「相手にされないからって拗ねないの!」
玲於「別に拗ねてない。お前がいないあいだもびっくりするくらい毎晩イチャついてるから」
涼太「聞きたくなーい!」
貴女「本気にしないで!」
玲於「嘘ではない」
否定しきれない自分がいる
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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時