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玲於「全快！」
結咲「佐野先生、爽やか！」
玲於「いろいろあったからね〜」
貴女「いつになく笑顔ですね」
結咲「腰痛そうだね。大丈夫？」
貴女「う、うん」
玲於「昨日、体平気って言ってたじゃん」
貴女「起きたらバッキバキでした」
結咲「熱あったのにしちゃったんですか！？」
玲於「Aがどうしてもって言うから」
貴女「言ってない！」
結咲「Aちゃん、熱ある時はダメだよ」
貴女「だから違うって！て言うか、佐野先生なんでここにいるんですか！」
玲於「昼ごはんくらい一緒に食べていいじゃん」
裕太「あ！いた、玲於！」
玲於「バラした張本人だ」
裕太「いやぁ、あの時はまじで焦ったよ」
玲於「何か用事？」
裕太「他の英語科の先生が探してたよ！」
玲於「大した用事じゃないよ」
裕太「何言ってんの」
玲於「そんなことより俺はAといたい」
ぎゅぅぅぅ
貴女「いたっ、」
結咲「だいぶ体にきてるね」
裕太「え、なにどういうこと？」
玲於「別に」
貴女「な、なんでもないですよ？」
玲於「ね、A」
貴女「ね、佐野先生」
裕太「まさか、玲於…」
玲於「ん」
裕太「手出したわけじゃないよね？」
玲於「さぁ？」
裕太「やっぱそうなんじゃん！ダメでしょ！熱あったんだから！」
貴女「え、そこ？」
裕太「もちろん、まだ卒業してないわけだし！バカじゃないの」
玲於「だって、もういろいろ耐えられなくて」
裕太「え！？じゃあ、俺が帰って来る前にしたってこと？」
玲於「帰ってきてからじゃ何もできないでしょ？」
裕太「だからあんなにスッキリした顔してたのか」
貴女「看病頼まれてたのに、すいません」
玲於「いやぁ、幸せな夜だったよ」
結咲「Aちゃんのこと大好きですね〜」
玲於「好きとかじゃないよ。なんかもう、それじゃ収まらないくらい」
ちゅっ
玲於「ね？」
貴女「え、えっと」
結咲「うわぁ〜、羨ましい！」
裕太「バレても知らないからね」
玲於「ふふ、A可愛い」
貴女「中務先生、佐野先生が怖いです」
裕太「まだ熱あるんじゃない？」
貴女「佐野先生、頭大丈夫ですか？」
玲於「言い方に問題あるけど大丈夫だよ。でこ触ってみてよ」
貴女「あ、はい」
裕太「俺も俺も！」
玲於「触んな」
裕太「え…すいません」
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作者名：佐野冬美
| 作成日時：2018年8月11日 3時
