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家の鍵もらったけど、一応ピンポン押した方がいいよね


ピーンポーン



貴女「…やっぱ寝てるのかな?」



よし、入っちゃおう



貴女「おじゃましまーす」



えっと、佐野先生の部屋はここだったよね


ガチャ



貴女「あ、寝てる」



玲於「スースー」



貴女「汗かいてるな。拭かないと」



タオルは…どこだろ



玲於「ん…」



貴女「あ、佐野先生?」



玲於「んー、A?…なんで?」



貴女「中務先生に看病頼まれました。帰ってくるのが遅くなるみたいで」



玲於「…そーなんだ。あちぃ」



貴女「汗かいてますもんね。タオル持ってきます!」



玲於「洗面台の横にある」



貴女「分かりました!」



あったあった

これだ



貴女「佐野先生、お待たせしました」



玲於「ん。ありがと」



貴女「大丈夫ですか?」



玲於「頭痛い」



貴女「どうしたらいいのかな」



玲於「ほっといたら治るでしょ」



貴女「ダメですよ!何かあってからじゃ遅いです!」



玲於「じゃあ、なんか食べたい」



貴女「買ってきます!」



玲於「いや、たぶん冷蔵庫の中になんか入ってると思う」



貴女「分かりました!」



私は佐野先生に果物を出した



貴女「後は何かありますか?」



玲於「んーん。もう大丈夫」



貴女「ほんとに?」



玲於「ほんと。もう帰っていいよ」



貴女「帰りません」



玲於「いいって、早く帰って」



何その言い方


心配して来てるのに…



貴女「じゃあもう帰ります!すいませんでした、わざわざ佐野先生が熱出してる時に来て!」



玲於「は?急になにキレて…」



貴女「だって、早く帰れとか言うから…」



玲於「あー、そういう意味じゃなくて。お前にうつったら嫌だから。変な言い方して悪かったよ」



貴女「…お、怒って恥ずかしいじゃないですか!」



玲於「だから悪かったって」



貴女「バカ!」



玲於「謝ってんじゃん」



私は佐野先生の胸ぐらを掴んだ



玲於「え、そんな怒んなくて…んっ」



ちゅっ



玲於「…へ」



貴女「べ、べべべ別にうつってもいいです!」



玲於「何言ってんの」



貴女「むしろ、佐野先生が良くなるなら貰ってやりますよ!だから、たまには私を頼ってください」



玲於「A」



貴女「佐野先生から見たら、まだ私は子どもかもしれないですけど。でも、それ以前に彼女なんですから…」



玲於「ふーん。じゃあさ、俺が今したいことに付き合ってくれる?」

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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時

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