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貴女「うぁーー」



玲於「そわそわすんな」



貴女「だって、お兄ちゃん…」



今日はお兄ちゃんの合格発表の日

学校で佐野先生と2人で報告を待っている



涼太「A、佐野先生…」



貴女「あ、お兄ちゃん!」



玲於「おう、どうだった?」



涼太「合格だったよー!!!」



貴女「ほんとに!?」



玲於「まじか!」



涼太「ほんとほんと!」



貴女「やったー!」



玲於「良かったな!」



ぎゅーっと佐野先生に抱きついた



涼太「あれ、俺じゃないの?合格したの俺なんだけどなあ」



玲於「これで一安心」



涼太「そうだね!卒業まで時間ないけど、あと少しAと楽しむ!」



貴女「うん!お兄ちゃ〜ん」



ぎゅぅ



涼太「A〜」



貴女「卒業まで一緒にいてね?」



涼太「あたりまえでしょー!」



玲於「しょうがないから、今回だけ許すけどあんまベタベタしないで」



涼太「えー、あと少しじゃん!」



玲於「それでも!俺だって、Aと一緒にいたいし」



貴女「私は、どっちも一緒にいたい」



涼太「俺優先ね!」



玲於「しょうがないね。お前が卒業するまでだからな!」



涼太「分かってるよ〜!」



玲於「ほんとに分かってんのか」



梓「涼太!合格したんだってね!」



涼太「うん!」



梓「おめでとう!」



涼太「ありがと!」



梓「ほんとに県外行っちゃうんだね」



涼太「そうなるよね」



梓「Aちゃんを独り占めだ!」



涼太「ダメに決まってるでしょ!」



玲於「ふざけんな、殺すぞ」



梓「玲於たん怖!!」



涼太「でも、梓はこっちの大学だからねー」



梓「そうだよ!俺のことも頼ってね!お兄ちゃん第2号ってことで!」



玲於「頼りになんねーお兄ちゃんだな」



涼太「いないよりはましな程度だね!」



貴女「言い過ぎだよ」



梓「優しいのAちゃんだけだよ」



涼太「今日は、久しぶりに外食にしよ!」



貴女「うん!」

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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時

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