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文化祭当日

劇の本番



結咲「よし!佐野先生!頑張りますよ!」



玲於「どんだけ気合い入ってんの」



劇は着々と進んでいき、最後のキスシーンまできた



女子「ここまで最高のできだよ!」



貴女「うん、そうだね」



私は舞台裏から見ていた

結咲ちゃん、本気で佐野先生のこと好きになったりしないよね?


王子様役の佐野先生が白雪姫の顔に近づいた



男子「こんな間近でキスシーン見れるなんてな!」



男子「うるせ、喋んな!」



男子「いたっ」



小人役の男子が叩かれて、前によろめいた

ドンッ



玲於「おわっ」



ちゅっ



結咲「え…」



貴女「あ」



女子「嘘!?ほんとにキスしちゃった!?」



男子「わ、わりぃ。佐野先生」



結咲「…」



女子「と、とりあえず終わらせよ!」



佐野先生と結咲ちゃんが…キス

こんなベタな展開ほんとにあるんだ


ステージをぼーっと見ていると佐野先生と目が合った



貴女「わ、私他のクラス見てくる!」



女子「え!?Aちゃん!?」



玲於「…っち」



結咲「佐野先生!まだ幕閉じてないですよ!」



玲於「うるせぇ、こっちそんなの待ってられねえの」



体育館を出て、校舎内を歩いていた



涼太「A?なんかあった?」



貴女「あ、お兄ちゃん」



梓「なになに?劇で玲於たんが白雪姫とハプニングでキスしちゃったとか?」



涼太「いやいや、そんなマンガみたいなこと…」



貴女「…」



梓「え、ビンゴ?まじ?」



貴女「…お兄ちゃん、なんか食べたい」



涼太「うん!俺のクラスおいで!」



玲於「はぁ、い、いや。ちょっとこいつ、借りる」



貴女「え!佐野先生!?」



梓「って、玲於たん衣装のまんまじゃん!」



涼太「ねぇ、佐野先生。Aのこと泣かせたら、刺しに行くからね?」



玲於「分かってるよ」



貴女「どこ行くんですか!」



玲於「人がいないとこ」



貴女「…いっ、佐野先生手痛い、です」



玲於「こうでもしないとA、逃げるでしょ?」



うっ、バレてる…



玲於「とりあえず着いてきて」



貴女「…はい」

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作者名:佐野冬美 | 作成日時:2018年8月11日 3時

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