佐野先生と新婚生活始めました

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女子「よし！女子の衣装完成！」



蘭「Aちゃん、着てみてよ！」



貴女「私？いいよ、蘭ちゃんが着てみて」



蘭「いいからいいから！」



衣装を手渡され、着替えに行った


フリフリしすぎじゃないかな？

こんなもんなの？



貴女「お、お待たせ…」



男子「おお！」



女子「うわ、Aちゃんめっちゃ似合うじゃん！」



男子「やべぇ、あいつってあんなに可愛かったんだな」



玲於「準備進んでんのか」



男子「あ、いいとこに来た！佐野、あれ見てみろよ」



玲於「あれって…は！？」



女子「あぁ、佐野先生まで見とれてる〜」



玲於「見とれてねーよ、驚いてんの」



蘭「似合いますもんね！」



貴女「もう着替えてもいい？」



玲於「うん。そうだな、早く着替えてこい」



貴女「はい」



蘭「え？もうちょっとこれでいようよ！」



玲於「だーめーだ。他の準備がやりにくくなるだろ」



蘭「ま、たしかに」



貴女「じゃあ、着替えてきます」



恥ずかしかった…

恥ずかしかった…


佐野先生にまで見られるなんて



文化祭当日はどうせ着ないといけないけど



玲於「着替えたな」



貴女「佐野先生」



玲於「まじ、ビビった。お前があんな格好してるとか」



貴女「着てみてって頼まれちゃって」



男子「あ！ここにいた！佐野、ちょっと」



玲於「お前もこい」



貴女「あ、はい」



教室へ戻ると



女子「男子の衣装も完成しました！ってことで、はい！佐野先生！」



玲於「なに」



男子「佐野が着るって話しになったんだよ！試着だ試着！」



玲於「勝手に決めんな。絶対着ないからな」



女子「男子よろしく」



男子「おうよ！」



玲於「は！？お前ら、やめろ！」



結局佐野先生は無理やり着せられた



貴女「わ……」



女子「かっこいい！」



男子「イケメンが引き立つな」



男子「ムカつく」



玲於「お前らが勝手に着せたんだろ！」



男子「さっきのメイド服もそのまま着せてれば良かったな」



貴女「え？」



玲於「なにぼーっとしてんだよ」



貴女「あ、いや…」



玲於「この格好してんなら、あれか」



佐野先生は私の前に片膝をついて、手を取った



玲於「どうなさいましたか、お嬢様」



女子「いい！いいよ！それだよ、男子見た！？これだよこれ！」



男子「佐野に殺意湧くな」

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