佐野先生、教えてください

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−玲於 side−



玲於「お前が悪い」



貴女「へ…？」



キスをしようと顔を近づけた



貴女「ふふっ」



玲於「何？」



貴女「風邪引いた時はいつも1人だったから、先生がいてくれて嬉しい」



そう言って、ふにゃと笑った


うわぁ、何か手出せねーな



貴女「ありがとう、せんせい」



玲於「別に」



ちゅっと額に1度だけキスをした



玲於「ほら、ご飯食べるぞ。まだできてないけど」



貴女「うん」



いつも敬語のくせに

熱出してるせいか？タメ口になってる



ご飯を食べたあと、Aをベッドに寝かせた



玲於「よし、今日は帰るか」



貴女「やだ、…帰らないで」



玲於「A？」



貴女「1人は、いやだ」



Aの目からポタッと涙が零れた



貴女「先生、ここにい…」



そのまま眠ってしまった


俺は、汗で額に張りついている

前髪をそっとなぞった



玲於「大丈夫、1人にしねーよ」



貴女「ｽｰｽｰ…」



明日が休みで良かった

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