佐野先生、教えてください

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貴女「失礼します。課題持ってきました」



玲於「そこ置いといて」



貴女「はい」



玲於「あ、そうだ。明日暇？」



貴女「明日ですか？」



玲於「そ。ちょっと買い物行きたくて、付き合ってくんないかな？って。もちろん、遠くに行くよ」



貴女「え…っと、明日は予定があって…」



せっかく先生が誘ってくれたのに



玲於「そっか、また誘う」



貴女「すいません…」



玲於「お前、何かあった？」



貴女「え？」



玲於「あ、いや。暗い顔してるから」



貴女「いいえ、何もないですよ」



玲於「ならいいけど、ちゃんと頼れよ？」



きゅん


もう、先生のこういうとこ好きだな



貴女「先生」



玲於「ん？」



貴女「好きです」



玲於「しーっ、誰かに聞かれたらどうすんの」



貴女「先生だって、普通に私のこと誘ったじゃないですか」



玲於「たしかに」



貴女「じゃあ、また月曜日に」



玲於「おう」









。









。








次の日



広樹「あ、Aちゃん！やっほ〜」



貴女「おはようございます」



広樹「その塩対応ぶりはお約束だね」



貴女「先輩？」



広樹「なに？」



貴女「熱あります？顔赤いですよ」



広樹「そんなこと…」



ふらっ



貴女「ちょ…、ふらふらですよ。熱あるじゃないですか。」



広樹「昨日から、風邪気味だったから…」



貴女「先輩の家は？」



広樹「ここから歩いて、10分くらい」



貴女「肩貸しますから、帰りましょ」

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