佐野先生、教えてください

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玲於「おはよ」



貴女「おはようございます」



寝起きだ、佐野先生

ちょっと可愛いかも



貴女「あの、お弁当です」



玲於「は！？無茶すんなって言ったじゃん」



貴女「これくらいさせて下さい」



玲於「律儀だな、お前。ありがとう」



貴女「いえ」



玲於「乗って」



貴女「はい」



学校に行くまでの間は、世間話をして盛り上がった



玲於「帰りも送るから、仕事が終わるまで待ってて」



貴女「はい、ありがとうございます」



最近、先生にお礼言ってばっかりだな



広樹「おはよ〜」



貴女「あ」



朝から会ってしまった



広樹「そんな嫌そうな顔しないでよ、傷つく」



貴女「……」



広樹「朝から大好きな佐野先生と登校なんだ、大胆だね」



貴女「いろいろ理由があるんです」



広樹「あぁ、足怪我してるから？」



貴女「そうです」



広樹「ふ〜ん」



何で、そんなにニコニコしてるんだろ



貴女「なんですか？」



広樹「んー、君って全然表情変えないよね。ずっと眉間にシワ寄ってる。おもしろい」



貴女「面白がらないでください」



広樹「今度の日曜日、デートしよっか」



貴女「しません」



広樹「即答！？」



貴女「捻挫してるんですよ。してなかったとしても行きたくないです」



広樹「残念」



貴女「もういいですか。教室に行かせてください」



広樹「荷物持ってあげようか？」



貴女「大丈夫です」

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