シェア恋 −REO.S−

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貴女「玲於くん、ほんとにいいの？」



玲於「うん。俺も好きだし、ここ」



私たちがいるのは水族館


玲於くんに行きたいとこ考えといてって言われて、思いついたのがここだった



玲於「けっこう人多いな」



貴女「ほんとだね」



玲於「はぐれんなよ…って、もういねーし。」



貴女「あれ？玲於くん？」



さっきまで隣にいたよね？



貴女「玲於くーん！」



男「はーい」



貴女「え？」



誰？



男「今呼んだ？」



貴女「あ、いや人違い…」



男「どっちでもいーや！一緒に行こうか！」



貴女「連れがいるので」



男「いいから！俺も友達とはぐれてさー、じゃあ一緒に探そう！」



貴女「いや…」



男「行こ！」



人の話全然聞いてない


どうしよ



玲於「玲於くんは俺なんだけど」



男「ん？」



貴女「玲於くん！」



玲於「離して、その手」



男「君の彼氏？ごめんねー、一緒に行く約束しちゃったからさ！」



何言ってんの、この人



玲於「あそ。勝手にしろよ」



貴女「れ、玲於くん！」



男「じゃ、玲於くんの許しも出たことだし！」



玲於「とか、言うわけねーだろ。ばーか」



グイッ



貴女「きゃ！？」



腕を引っ張られ、玲於くんの胸にすっぽりと収まった



男「お前……っ」



玲於「なに」



男「っち、なんでもねーよ、じゃあな。」



玲於「はぁ、めんどくせー」



貴女「ごめんね、玲於くん」



玲於「はぐれるの早すぎ。焦ったわ」



貴女「ごめんなさい」



玲於「ん、手」



貴女「手？」



玲於「はぐれないように繋いどく」



貴女「うん！」

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