【ＨＱ短編集】推しに推されて何が悪い

＊ ページ40

＊続き


孤爪
「…」
ふ、って視線を落として、そこにAちゃんのマフラーが落ちていることに気付く。ちょっと視線をさ迷わせた後に──。
「届けに、行った方が良いよね…」
本当は追いかけたかったけど、研磨クンのちょっとしたプライドが邪魔をして、こんな理由がなきゃ追いかけられなかったんだ

黒尾
「あ〜…」
頭抱えて踞る。何かもう、色々モヤモヤし過ぎて混乱してきてる。
何でこんな大喧嘩になったのか、このまま別れなきゃいけないのか、そもそも自分が悪いのか。はあぁ…と盛大なため息を吐いたあと、買っておいた誕プレと防寒具を手に、Aちゃんを探しに走り出した。

夜久
「くそっ」
ドンッて壁を叩いて、苛立ちを抑えようとする。でも、今日の日付が頭に浮かぶ度に更にイライラして、どうしようもない悪循環に陥る。その上、喧嘩した後なのに(A、ちゃんと帰れてんのかな)とか心配してる自分にも腹が立つし…。
「覚えてろよ！」
恨み言みたいなことを言いつつ、結局探しに行っちゃうやっくんでした。

犬岡
「Aー！」
ソッコー＆全力で追いかける。そのせいで直ぐに捕まっちゃう。
『離して！馬鹿犬岡！』
「離さない！だって今日、Aの誕生日だろ！？」
後ろから抱き締めて、ごめん！ってちゃんと謝ってくれる。

福永
「…！」
Aちゃんが出ていってしまった後の扉と、カレンダーを見比べて焦り出す。忘れてた訳じゃないけど、でもなんで今日に限って…！ってなっちゃう。
「Aっ…」
慌てて家を飛び出して、必死でAちゃんを探し始める。

赤葦
「はぁー…」
やらかしたっていう意味と、どうしようっていう意味を込めたため息を一つ。そのあと直ぐに追いかける。
「A！」
『あかあしさぁん…ごめんなさいぃぃ』
家を出てすぐに寂しくなったAちゃんが泣きながら謝ると、ぎゅって抱きしめて「俺もごめん」って謝ってくれる

木兎
「待てー！！」
全 力 疾 走 。
速すぎて、走り出してから二つ目の角を曲がる前には捕まってる。
『ぼっ、木兎さん！！(怒)』
「ごめんって！！謝るから出てかないで！」
ご自慢のミミズクヘッドを垂れ下げながら、全力で抱き着いてくる。

木葉
「ア"ッ……」
カレンダーの日付に気づいた途端、一気に顔色が悪くなる。
「誕プレッ…は、買った。セーフ！！」
いや当日に忘れてたら全然アウトですケド。
そのあと、何とか追いかけて捕まえたAちゃんに、全力で謝り倒す木葉が発見されたとさ。

＊→←＊

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

今日の名言or名場面

国見「常にがむしゃらなことが＝本気なのかよ」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す